Lumicept SA/CA版 製品特長

光学機器の設計過程に「Lumicept SA/CA版」を導入することにより、従来の試作品等を用いた試験の実施に代わって、仮想的に再現された機器に対してさまざまな光学的現象の再現や分析を行うことが可能になります。
試作品の製作に関するコストと時間を大幅に節約できるため、納得が行くまで設計と試行のプロセスを繰り返すことがより容易になります。製品の完成に要する期間と費用を抑えつつ、その価値を向上させたいエンジニアの方々に、Lumiceptは強力な設計支援環境を提供します。

主な適用範囲

光の放射に関する設計および解析

  • 液晶バックライトおよびフロントライトの輝度分布
  • 照明器具(反射板付き照明、LED照明等)の配光分布
  • 自動車の灯火器類(テールランプ等)の視認性
  • 平面発光装置(広告表示板、非常口サイン等)の輝度分布

光の反射や透過に関する設計および解析

  • 導光体(導光板、ライトガイド、ライトパイプ等)の効率
  • 受光センサ(フォトダイオード、CCDカメラ等)への入光状態
  • ガラス(自動車フロントガラス等)への映り込み
  • 太陽電池への太陽光の入光効率

その他

  • 塗料(メタリック色、パール色等)の見栄え再現
  • レンズ系の筐体が結像に与える影響の解析
  • 発光体を直視した場合に生じるグレア効果の再現
  • メーターパネル各部の輝度評価

    メーターパネル各部の輝度評価
    (車内電装部品が設計目標の明るさの分布を満たしているかを解析。)
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  • 照明器具メーカー、光源メーカーが実測した「配光曲線」を扱える。

    照明器具メーカー、光源メーカーが実測した「配光曲線」を扱える。(Radiant Imageing社が供給している「Radiant Source」をLumiceptで扱えるRaySet形式に出力できるようになった。 )
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フロントガラスへの映り込み評価

フロントガラスへの映り込み評価
(昼光が車内に差し込み、ダッシュボードが明るくなる場合、形状によってはフロントガラスへの映り込みが大きくなる。フロントガラスの形状による影響、材質感による輝度値の変化を手軽に求めることが可能。)
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