構造設計者は知っておくべきCLT工法とは

需要拡大の可能性を秘めるCLT工法

JAS材(日本農林規格)としての名称認定・施行をかわきりに、推進されると考えられるCLT工法をおさえておきましょう!

この記事を詳しく解説した資料があります

CLT工法とは

CLT工法とは、ひき板を互いに直交するように重ね、接着した厚型パネルです。CLTパネルが柱材としても梁材としても使用される点が特長です。接合部もビスと金具による接合となるため、施工が簡単で熟練工が不要です。現場での施工期間が短くて済むのも魅力の一つです。

再構成材料の重ね方による名称の違い

国内の森林資源の有効活用という国策もありますが、断熱性能が高いこと、同じ大きさのPC(プレキャストコンクリート)に比べ軽量であることから、耐震性能も高いと考えられています。大型構造物に使用することで、木材の需要拡大の可能性を秘めています。

構造設計者にとってのメリット

このCLT工法は構造設計者にとって、新たなビジネスチャンスが生まれると予想されます。

  • 木造住宅中心の設計者が住宅以外の学校や老人ホームなどの設計も携われる。
  • 逆に非木造中心の設計者が、これまでの施設設計にてCLT工法に算入できる。

構造設計者にとってのデメリット

反対にデメリットもあることもおさえておきましょう。

  • まだ原材料のコストが高い。
  • 確認申請に個別申請が必要。

コストをおさえるカギは構造計算にある!

CLT工法を採用すれば、熟練工による施工が不要となりコストダウンにつながります。設計段階で詳細な構造計算に対応することがカギとなります。構造計算ソフトの導入や情報収集をいまから準備しておきましょう!

CLT工法を実現するソフト2選!

CLT工法の実現には、SNAPとmidas iGenのご使用をお勧めします。

製品概要
SNAP任意形状の非線形構造物に対する部材レベルの動的応答解析、応力解析、増分解析を行います。優れた操作性と高度な解析機能を備え、データ入力から解析結果の表示・出力まで、スピーディーに行えます。
SNAP 製品情報
midas iGenmidas iGenは、既存midas Genの解析機能に許容応力度計算および保有水平耐力計算機能を追加したソフトです。静的解析から保有水平耐力計算まで遂行し、従来の3次元コンター図はもちろん、2次元ベースの結果分析便宜機能をご提供します。建築確認申請にそのまま提出できる構造計算書もご提供します。

さらに詳しく知りたい方へ無料資料請求

本トピックスでご紹介しきれなかった内容を資料にまとめています。もちろん無料! ぜひ情報収集や検討資料としてお役立てください。

設計者が知っておくべきCLT工法とは?(全7ページ)

主な内容

  • CLT工法とは?
  • CLT工法を実現するソフト2選!