DX推進に重要な「データ」、企業価値を左右する「バックアップ」のポイント

DX推進で重要性が高まる「データ」を守る

データを収集、分析することで得られた洞察や知見から新たなビジネス価値を創出するDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に向け、ビジネスにおける「データ」の重要性は高まるばかりだ。

近年、ランサムウェアによる被害や、停電・地震・洪水の災害などにより、データ消失のリスクからデータの保護することは大きな課題となっている。

こうしたリスクを低減するには、適切なバックアップが必要となる。データのバックアップを怠ると、最悪の場合、データが復旧できない可能性があり、有事の際に業務が停止するリスクや、取引先からの信用損失、データ復旧までに膨大な時間とコストを要するリスクなどが考えられるからだ。

そして、適切なバックアップを行うには、バックアップの取得や復旧計画の策定など、事前の準備が重要になってくるのだ。

【無料資料ダウンロード】DX時代の「データ保全」のポイント、BCP / DRを見据えたバックアップが企業価値を左右する

DX実現に向け、企業規模に応じた最適なバックアップ手法と選ぶべきサービスについて詳しく解説します。お気軽にお取り寄せください。

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大塚商会が推奨する「バックアップ 5-2-1 ルール」

災害復旧(DR)や事業継続計画(BCP)、ランサムウェアの感染対策に、データのバックアップは「より多くの世代保護をする」「バックアップデータに感染が及ばない」対策が必要になる。

大塚商会では、障害発生時の確実なデータ復旧(リストア)や速やかな業務再開を目的としたバックアップ運用時の基準として「バックアップ 5-2-1 ルール」を提唱している。

これは、「5世代以上のバックアップ、2種類の異なるメディア、一つのオフサイト(別の場所)」でのバックアップを行うもので、企業規模やバックアップ対象サーバーの台数にかかわらず、データ保護運用における共通の考え方だ。特に近年被害が急増しているランサムウェアなどの脅威から確実にデータを守るための指針となる。

大塚商会版 バックアップ5-2-1ルールをバックアップ運用時の守るべきルールとして提唱しています!

CISA

  • 3 3世代のバックアップ
  • 2 異なる2種類のメディアへのバックアップ
  • 1 一つのオフサイトへのデータ保管

大塚商会版

  • 5 5世代以上のバックアップ
  • 2 異なる2種類のメディアへのバックアップ
  • 1 一つのオフサイトへのデータ管理

引用元:米国土安全保障省

中堅・中小企業に有効な「クラウド」を活用したバックアップ

中堅・中小企業では、IT部門の人的リソースや追加コストをなるべく抑えるといったビジネス課題を持つ企業が多い。そこで、サーバーは社内に設置しつつ、バックアップデータは遠隔地やクラウドへ分散させる解決策が有効だ。

特にクラウドを利用することで、追加のハードウェア・ソフトウェアの購入が不要なバックアップソリューションは、コストや手間を最小限に抑えつつBCP / DR対策を行うことができる。

大塚商会の「たよれーる らくらくクラウドバックアッププレミア」は、社内の1次バックアップに加え、重要なデータは遠隔地にも分散し保管することが可能なサービスだ。「Microsoft Azure」の国内データセンターに30日分の世代管理したバックアップデータを保管するもので、新たなハードウェア、ソフトウェアは購入不要で簡単に導入でき、データをクラウドに隔離するためランサムウェア対策にも有効だ。

大企業の膨大なデータを高速でバックアップ/リストア可能なHCI

他方で、バックアップデータ量が膨大になる大企業向けのソリューションとして有効なのが「ハイパーコンバージド・インフラストラクチャー(HCI)」だ。

仮想化技術を用いたサーバー統合を含め、ITインフラにHCIを検討する選択肢が広がっている中、HPEが提供するHCI「HPE SimpliVity」は、優れたデータの重複排除と圧縮機能を有しており、ストレージを圧迫することなく大容量のデータ処理が可能だ。

HPE SimpliVity 380 Gen10

また、高機能なバックアップツールやWAN最適化装置、災害対策システム用ソフトウェアが標準搭載されており、データ圧縮と合わせると60~70%のデータ削減を実現する。バックアップツールを標準装備している点は、追加導入が不要というコストメリットもあるだろう。

さらに、バックアップだけでなくリストアも高速で実行可能だ。HPE SimpliVityは復旧までにかかる時間の指標となるRTO(Recovery Time Objective:目標復旧時間)も非常に優れており、1テラバイトを復旧するのに60秒という性能を有している。

大塚商会なら、お客様の環境やニーズに合わせ最適なソリューションを提案

大塚商会では、上述した「バックアップ 5-2-1 ルール」に準拠し、独自のサービスやバックアップソリューションのほかにもさまざまな解決策を提案、バックアップ体制整備を支援する。

自社の保有する「守るべき」情報資産や、BCP / DR、ランサムウェア対策に対するニーズなどのビジネス課題に応じたバックアップ体制の構築に、大塚商会は有効なパートナーとなるに違いない。

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DX時代の「データ保全」のポイント、BCP / DRを見据えたバックアップが企業価値を左右する

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