主な内容
- 解析結果比較
- 考察 実際、建物全体で行うとどうなる?
- 補足 RobotのモデルをRevitへ転送したところ…
要素の違いによる解析結果の比較から、相性の良い要素と3DCAD選定までを解説!
対象の構造に外力が加わると、どのように変形するのかを解析する有限要素解析(FEA)。有限要素解析を行う際のチェックポイントは、「対象の構造物に適した要素を選択すること」です。基本的な要素の違いの解説から、要素の違いによる梁部分の変位量の比較、計算時間の比較を行い、設計内容に合った要素選定と3DCADの選定を行います。
3次元梁要素の節点の自由度は、並進方向3方向、回転方法3方向の自由度を持っています。どのような形状でも2節点で表現されるため、断面積や断面の向きなどは別途定義して入力しておきます。
それに対して、(3次元)ソリッド要素の節点の自由度は、並進3方向のみとなっています。3次元弾性体理論をそのまま適用できるため、理論的には最も簡単で扱いやすい利点があります。
要素 | 節点(1次要素の場合) | 自由度 | 入力項目 |
---|---|---|---|
梁(ビーム) | 2 | 6(Tx、Ty、Tz Rx、Ry、Rz) | 断面積、断面2次モーメント、断面の向きなど |
ソリッド | 4、6、8 | 3(Tx、Ty、Tz) | なし |
では、例のユニットフレームを使って構造解析をしてみましょう。解析条件は次のように設定するとします。なお、モデリングと解析にはオートデスク製品を使用しています。
荷重条件 | 自重(加速度荷重1G) |
---|---|
拘束条件 | 上下方向部材 梁(ビーム)要素:ジョイント部を固定 ソリッド要素:部材下面を固定 |
材料物性 | 縦弾性係数:206.7GPa ポアソン比:0.27 密度:7.75g / cm3 |
3DCADモデルを構造解析モデルに変換する際のポイントをCAD別に評価しました。
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システム建築のユニットフレーム有限要素解析(解析結果、考察付き)
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