Autodesk社がプラスチック射出成形シミュレーションソフトウェア「Autodesk Moldflow 2021」をリリース

2020年10月27日

Autodesk社 2020年10月22日

Autodesk社は2020年10月22日、同社製プラスチック射出成形シミュレーションソフトウェアの最新版となる「Autodesk Moldflow 2021」をリリースした。2021バージョンのMoldflow AdviserおよびMoldflow Insight / Synergyでは、合計11,500種類に及ぶ熱可塑性プラスチック材料に対応する材料グレードが追加されている。また、工程設定ウィザードのpack / hold設定に、Automatic Pack / Hold Profileオプションが新たに追加されている。同オプションは、Flow解析実行後に最適なpack / holdプロファイルを表示する機能で、解析設定を成形機へ転送する際により正確なpack / hold設定を使用できるようになる。また、AdviserとInsightの双方で全体的なソルバーの改良が実施されている。この改良に伴い、半結晶性材料をより精度良く取り扱えるようになっているほか、特に冷却水管が金型の表面や部品のキャビティ面と近い場合の冷却解析時の金型温度計算における収束性が向上している。

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