Autodesk HSM 機能紹介
負荷制御ツールパス
指定した最適負荷の数値内に収まる値で、工具にかかる負荷量を完全に均一にコントロールします。通常負荷が大きくかかる鋭角なコーナーなどでは、切削ピッチが徐々に小さく処理され、送り速度の減速を必要としない経路が演算されます。
例えば、右図は一見単純な形状に見えますが、複数の入り江が存在しています(下図)。コーナー部の負荷に合わせてピッチや送り速度を調節していてはパス作成時間・加工時間が増大します。
Autodesk HSMはこの課題を最適負荷のパラメーター入力だけで自動解決します。そのため、工具の有効刃長を最大に利用でき、破損の恐れなく工具側面での深い切削を実現します。
トランスレータ
Autodesk HSMはトランスレータのバリエーションが豊富です。CATIAのダイレクトトランスレータをはじめ、ほぼ全てのCAD製品に対応できるトランスレータを標準でご提供します。
- CATIA V4
- CATIA V5
- JT6
- JT7
- Parasolid
- Pro/ENGINEER
- SOLIDWORKS
- UGS
高速演算処理
ツールパス計算は64bit/マルチスレッドの利用を前提とした最新のアーキテクチャで設計されています。マルチプロセッサー/マルチコア対応により、複雑なツールパスでも劇的に生成速度が上がります。
高速シミュレーション
独自の高速シミュレータツールにより、次の情報を確認できます。速さだけでなく、立ち壁の表示の美麗さや加工面の表現、巻き戻しに伴ってストックモデルが復元する機能などCAMオペレーターの望む機能を搭載しています。
- 実際の工具の動きや切削結果
- 大まかな加工時間
- ストック表示の表示モードを使用し、グラフィカルに表示
Inventor HSM EDIT
NCデータ作成後に自動起動するGコードエディターが標準搭載されています。これにより、NCデータの軌跡をツールパスのように視覚的に確認できます。