【CAM】PMI情報を活用した自動加工への展開事例

CAMWorks(SOLIDWORKSアドオンタイプ)が自動加工の実現を可能にする

SOLIDWORKSにおいてPMI情報を実装することで、CAMWorksを活用した自動加工の実現を可能にします。モデルにPMI情報が付随していれば、寸法公差や幾何公差、穴記号、表面粗さなど、PMI情報に対応し、自動的に加工工程に反映します。3Dモデルを活用した加工データ作成で図面レスへの道が広がります。

加工自動化を阻む要因

加工の自動化を目指すも次のような課題があって実現できていないということはありませんか。

100%自動化を目指したいが、現在の3Dモデルに加工に必要な情報を手動で補足しなければならない

寸法公差や幾何公差、詳細穴情報といった製造情報(PMI:Product Manufacturing Information)が不足。これら不足する情報は2D図面で補われていて、加工者はモデルと図面を対比しながら、手動で補足している。

3Dモデルを正式図とする規格が制定されていない

現在のJIS(ISO)規格には3DモデルでPMI情報を表現する正式な規格がまだない(ドラフトの状態)。一部CADメーカーでは、ドラフトのままPMI表現機能を搭載しているが、これを解釈できるCAMシステムが存在していない。

CAMWorksによる自動化で作業効率向上

CAMWorksは、入力されたソリッドモデルから加工すべき形状を自動で認識する技術「AFR」(Automatic Feature Recognition)機能を搭載しました。CAMWorks自動認識は20年以上の歴史があり、複雑な形状の認識も可能。従来、人が行っていた加工指定を自動化できるため、作業効率の向上が図れます。自社の加工方法も加工データベース搭載により、ボタン一つで簡単に登録が可能。加工工程を自動作成します。また、アドバンス穴オプションで複雑な穴も正しく工程を作成できます。

PMI情報の製品へのインプリメント

SOLIDWORKSでのPMI情報の実装とCAMでの工程展開

CAMWorksでは、SOLIDWORKSで3Dモデルへ付加された寸法公差や幾何公差などのPMI情報を自動認識し、その公差の中央値を狙った加工工程を展開できます。また、お客様個々の加工ノウハウで公差範囲を狙う値も異なるため、自社の加工要件に合わせた工程の作り込みも可能です。PMI情報は前項のAFR実行時に一緒に認識され、同時に必要な加工工程も自動設定されます。

PMI情報を活用した自動加工機能

PMI情報は、2020年度JIS規格として正式発効し、国際規格ISOでも間もなく正式発効が見込まれまています。モデルにPMI情報が付いていれば、自動的に加工に反映できます。

さまざまなPMI情報に対応

CAMWorksは寸法公差や幾何公差、h6 / g7などの穴記号、表面粗さなど、豊富なPMI情報に対応しており、JIS規格化することで、より利便性の向上が期待できます。さらにより3Dモデルを活用した加工データ作成が進むことで、図面レス化が加速していきます。これにより設計の効率化が推進されるとともに、今後、紙図面の減少が予測されています。

寸法から公差を読み取り、加工に自動反映