DesignBuilder Ver.2025がリリース

DesignBuilderは、建物エネルギーシミュレーションプログラムです。また、エネルギーシミュレーションだけでなく、CFD解析や照度解析、最適化解析など1つの製品で複数のシミュレーションを実行でき、複数の観点から設計を検討できます。
DesignBuilder Ver.2025.1は2026年1月よりリリースされ、従来の機能を更に拡張して、モデリングのワークフローと生産性を高める新機能が多数追加されました。ここに、新機能の一部についてご紹介致します。
DesignBuilder Ver.2025 改定内容
- EnergyPlus v23.1に対応
- 新旧バージョン間での互換性の強化、各種モデリング機能の改善
- HVAC設計・レポート機能の強化
- 新たなオンライン分析プラットフォームにてパラメトリック解析
- LCA(ライフサイクルアセスメント)との連携強化
- 新基準対応、各種アップデート
- Python 3.4に適用
最新機能と特長
EnergyPlus v23.1に対応
DesignBuilderがEnergyPlus 23.1に対応したことで、モデリング、解析、結果出力の各工程が広範にアップデートされました。さらに、多様な空調方式や解析条件を扱える範囲が広がり、外部ツール連携やモデル受け渡しのしやすさも向上するなど、ワークフローの拡張性も強化されています。

新旧バージョン間での互換性の強化、各種モデリング機能の改善
ワークフローの中心を担うモデリング機能と可視化ツールでは、以下の改善、強化が行われています。
- 新オープンXML形式(dsbXML)により、結果に依存せずモデル情報を保存でき、異なるバージョン間での受け渡しが容易になりました。
- Building/Outline/Componentなどブロックタイプを相互変換できるようになりました。Outlineで形状を作図・加工し、確定後にBuildingへ変換してゾーン化できます。後から整理し直せるため、手戻りを減らし生産性を高めます。

図2 オープンXML形式(dsbXML)の追加
HVAC設計・レポート機能の強化
- 新しいHVAC負荷レポートを業界標準の表形式で出力し、PDF保存できます。
- 暖房システム設計のために、ゾーンの暖房負荷をシステムに割り当てることができます。
- DOAS向けFresh Air Loopが追加され、換気用エアループを空調系統から独立して構成できます。
新たなオンライン分析プラットフォームにてパラメトリック解析
新たなオンライン分析プラットフォームでは、解析結果を可視化、共有することで要因と傾向を深掘りできます。
- Parallel Coordinates Plots:「brushing」ツールにより、設計変数やKPIの範囲を絞り込み可能。他の分析手法では見えにくい傾向や相関関係を把握できます。
- Bubble Plots:結果をバブルの色や大きさで可視化し、設計案の特徴や性能を多面的に評価できます。

図3 Bubble Plots & Parallel Coordinates Plots
LCA(ライフサイクルアセスメント)との連携強化
最新のデータ交換フォーマットによるOne Click LCAとの連携強化により、BOM(Bill of Materials:部材表)で扱える材料範囲が拡大しました。
新基準対応、各種アップデート
- 最新ASHRAE 90.1-2019 Appendix Gに対応
- LEED v4.1 MEPCレポートの改善
Python 3.4に適用
Python v3.4に対応し、幅広いPythonライブラリが使用できるようになりました。また、GitHubで新しいライブラリとサンプルPythonスクリプトを提供しており、シミュレーション結果を処理して独自の評価指標(KPI)や設計変数を容易に作成できます。
価格
DesignBuilder Ver.2025の価格については、価格ページよりご確認ください。