- 確認申請または品確法のいずれかを指定して、各々に対応した計算を行います。
- 壁量の計算を行うための必要壁量・存在壁量・壁配置のバランス確認に必要な編心率、 地震力・風圧力などによる応力を計算します。
- 地震用建物重量、地震力・風圧力、編心率とねじれ補正係数を算定します。
- 壁倍率、床倍率により鉛直構面の許容耐力を算定し、負担水平力に対する安全性を確認します。壁倍率として、7倍超の高倍率耐力壁を考慮できます。
- 柱の長期軸力や水平力(地震力または風圧力)に関する耐力壁の応力を計算します。
- 1次ばり、2次ばり、オーバーハングを考慮し、梁上に載る耐力壁の剛性低減係数を自動計算します。
- 必要なはりせいや布基礎の配筋を計算で求められます。
- 部材断面の安全性の検証は、指定した部材について行います。
- 柱の接合部にかかる引抜き力の計算結果から接合部の金物の選定計算ができます。 N値法や告示、許容応力度計算(標準計算法)による金物選定計算ができます。
- ルート2の構造計算等に必要な各階、各方向、各構面の層間変形角、筋かいが負担する水平力の比β、塔状比を計算します。
- アンカーボルトやコンクリートとの付着、コーン破壊による検定を行います。
HOUSE-ST1 製品特長
入力をスムーズにするための各種機能
部材は登録データベースから選択して入力
部材の入力は、付属の構造用共通データベース(k-DB)から材質、接合金物をインポートできます。 登録されているデータを選択するだけで強度などを入力できますので、数値の誤入力の心配もありません。
木造については、構造用集成材・構造用製材・接合金物などのメーカー製品について登録があるため、材料特性を調べずに利用できます。
3D表示とカラー表示で建物モデル入力の進捗がその場で確認できる
部材は入力と同時に軸組や3Dで表示されるので、位置関係を容易に確認できます。また、平面、軸組、3Dいずれかの画面上の部材を選択すると、その部材の属性が表示されるとともにそれぞれの画面の該当する部材の色が変わり、指定箇所の確認も容易です。
断面寸法、材質、低減係数(断面欠損)などの部材属性が平面図に表示されるので、部材を一つずつクリックして属性ダイアログを表示せずに部材属性を確認できます。
算定・検定も簡単! 壁・床・屋根工法リスト
壁、床、屋根の工法があらかじめ登録されているので、工法から壁倍率、許容せん断耐力を設定できます。また、データの追加や追加した行の移動、切り取り・コピー、貼り付け・挿入が可能です。
見付表示・範囲の入力
風圧力を計算するための見付面積範囲をCADのように入力できます。平面入力、屋根入力から自動的にシルエットが表示されるので、建物形状を見ながら入力できます。
豊富な3D表示
マウス操作で視点を自由に移動可能です。全階表示、各階表示、各軸組表示、部材種類ごとの表示/非表示の切り替えができ、入力ミスを軽減できます。階ごとにX、Y、Z方向にずらして表示し、表示階の切り替えずに間取りを確認することもできます。
豊富な自動計算機能
見やすい出力
計算を省略できる条件
計算実行後は、自動で構造計算書を出力します。仕様など簡易的な条件を満たすと計算を省略することができ、自動で条件を満たすかどうかを判定できます。条件を満たすと、計算書の出力枚数を削減できます。
省略できる計算
- 地震力・風圧力に対する水平構面の検定
- 土台の曲げとアンカーボルトの引張の検定
- 横架材端接合部のせん断に対する検定
- 耐力壁下部横架材の短期曲げに対する断面検定
- 負の風圧に対する検定(垂木-母屋接合部の引張耐力の検定、母屋断面の検定、母屋-小屋束接合部の引張耐力の検定)
CAD出力
計算結果全てを細かくレイヤー分け、頁ごとにグループ分け(DRA-CAD形式のみ)したCADファイルとして出力できます。表示している状態の3DモデルをCADファイルとして出力できるので、構造モデルの加工やプレゼンテーションに利用できます。
保存できるCADファイル形式
mps、mpz、mpx、mpw、mpp、dwg、dxf、jwc、jww
- * 3Dモデルは、mpw、mpp、jwc、jwwで保存できません。
出力結果
伏図、軸組図、耐力壁の配置図、壁、床、屋根の荷重図などを出力します。検定比、品確法の出力は、公益財団法人日本住宅・木材技術センターの記載例の形式に対応している短期荷重時検定比図と一覧表、計算例と同様の形式で出力します。
出力値は、クリップボードへ転送やカンマ区切りテキストデータ(csv)として保存でき、Excelなどほかのソフトウェアで追加検討が可能です。
準拠する基規準
建築構造に関する法令や下記の基準類に基づいています。
一般財団法人 建築行政情報センター 一般財団法人 日本建築防災協会 編集 | 2015年版建築物の構造関係技術基準解説書 |
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公益財団法人 日本住宅・木材技術センター 企画・発行 | 木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版) |
木造住宅のための住宅性能表示 | |
木質系混構造建築物の構造設計の手引き(2019年版) | |
一般社団法人 日本建築学会 発行 | 鉄筋コンクリート構造計算基準・同解説2018年 |
一般社団法人 日本建築学会 編集・発行 | 木質構造設計規準・同解説-許容応力度・許容耐力設計法- |
木質構造接合部設計マニュアル | |
一般財団法人 日本規格協会 発行 | 木造校舎の構造設計標準(JIS A 3301:2015) |
文部科学省 | JIS A 3301 を用いた木造校舎に関する技術資料 |
その他 | 建築基準法・同施行令・告示等 |
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大塚商会では、お客様とエンジニアのマシンをつなぎ、CADの操作をご覧いただく無料オンラインデモを実施しています。
- 見たい機能を実際の操作画面を見ることができる。
- その場でご質問・返答も可能。
- * 既にお持ちの製品に関する質疑応答は、お受けしかねます。ご了承ください。