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FRAMEマネージャ Ver.6がリリース
FORUM8新製品情報2020年9月:構造解析上部工スイート バンドル製品
FRAMEマネージャは面内荷重・面外荷重・活荷重などに対して、平面骨組みモデル化された任意構造物の断面力、反力、変位を算出するための構造解析プログラムです。
解析部分は微小変位理論に基づいており、格点変位を未知量とする多元連立方程式を解くことによって所要の変位・断面力・反力を算出します。この連立方程式は、構造データから決定される剛性マトリックスと荷重データから決定される荷重ベクトルから構成されます。
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FRAMEマネージャ Ver.6 改訂内容
- RC断面計算用の連動ファイルについて、複数部材・複数荷重ケースの一括出力に対応
- 結果出力図中の数値重なり部分について、「数値の重複非表示」機能に対応
- 分布バネ部材で部材軸方向バネ反力の算出に対応
- 荷重ケース番号の変更機能、荷重ケース欠番の削除機能に対応
- 支点条件でバネ支点コード入力時のガイド表示を改善
- 計算書出力(入力データ出力・解析結果出力)で目次生成に対応
プログラムの機能と特長
機能構成
面内解析 | 面内荷重に対する解析 |
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面外解析 | 面外荷重に対する解析 |
IL解析 | 移動荷重、固定荷重を影響線処理 |
結果集計 | 面内解析、面外解析ならびにIL解析の結果を集計して編集出力 |
解析補助機能
スケルトンジェネレート | モデルの骨組みなどをイージーオペレーションで自動生成する補助機能 |
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使用断面の生成ならびに断面諸量の算出 | RC断面について、断面の作成や編集などを行い、断面諸量を算出する補助機能 |
RC断面連動 | FRAME解析結果ならびに断面データをRC断面計算に連動させるファイルを作成する補助機能。これによりFRAME解析結果を基に、RC断面計算にて応力度計算が可能となる |
DXFファイル出力 | 入力モデルや支点、荷重などの出力を始めとして、断面力、変位ならびに反力などの作図結果をDXFファイルに出力する補助機能。本機能により出力されたファイルはFORUM8社製品のUC-Drawなどの汎用CADアプリケーションで読み込み、編集・出力が可能 |
構造物のモデル化
部材モデル
通常の部材と分布バネ部材が用意されています。バネの種類は部材軸直角方向バネと部材軸方向バネで、等分布バネに対応です。部材端と格点の結合条件は剛結合とピン結合に対応しています。
面内解析時の特殊部材として剛域部材があり、ラーメン構造の隅角部などのモデル化に利用できます。剛域部材を除くほかの部材には中間着目点を設けることができます。この着目点は等分割入力と任意指定入力に対応しています。
格点モデル
部材と部材が結合される位置には通常の格点を設けます。特殊格点として二重格点に対応し、ゲルバー桁のローラー構造、斜張橋の塔と主桁の結合部などのモデル化に利用できます。
支点モデル
支点の種類として固定・ピン・ローラー・バネが用意されています。バネでは連成バネ支点のモデル化ができます。面内解析時の特殊支点として傾斜ローラーに対応し、ローラー支点の滑り方向が水平または鉛直方向に限られるのに対して、この傾斜ローラー支点は斜め方向の滑りをモデル化できます。
荷重のモデル化:面内/面外
部材分布荷重
自重などの、分布した荷重に対して用います。複数の部材に連続して分布する連続分布荷重、斜めに配置された部材に対応した斜影長入力に対応。
部材集中荷重
部材上の任意の場所に集中的に作用する荷重に対して使用します。
格点集中荷重
格点に集中的に作用する荷重に対して使用します。
温度荷重
温度変化に伴う部材の伸縮の影響を考慮するときに用います。この荷重は面内解析のみで有効です。
プレストレス
プレストレス荷重による2次力を考慮するときに使用します。面内解析ではプレストレスによる軸力と曲げの影響を、また面外解析では曲げの影響を解析します。
支点強制変位
本来は動かないはずの支点が、沈下などの移動を生じるときの影響について検討する場合に使用します。
荷重のモデル化:IL
移動荷重
道路橋示方書に規定される自動車荷重、衝撃、群集荷重に対応。活荷重強度、衝撃係数、T荷重のための割増係数を任意に設定できます。またTT-43荷重のような連行荷重を設定できます。
固定荷重
死荷重のような鉛直方向の集中荷重、分布荷重を影響線処理するときに使用します。
そのほかの機能
面内解析、面外解析 |
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IL解析 |
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図化プログラム
図化編集・出力は、入力されたデータ(構造図・荷重図)や結果データ(断面力、変位、反力など)を高品位かつ、柔軟性の高い配置によりプリンター、HTMLファイル、DXFファイルに出力する機能です。複数モデルの図形データを一つのプロジェクトとして追加、維持、管理できます。
- 編集・出力可能ページ数、1図形領域に貼り付け可能な図形数は無制限
- 1ページの分割数は縦、横双方に4ブロックずつの計16分割
- 描画コントロール機能として、図形種別ごとに表示/非表示を選択可能
- 入力画面および結果画面上で、図化編集・出力対象要素を部品登録する機能を実装
- 図化データおよび描画属性情報のファイル入出力により、複数モデル、複数プロジェクトの結果を同一ファイルで管理可能
計算結果のCSV出力
計算結果をテキスト形式(*.csv)でファイルに保存可能。
EXCELなどによりユーザー側でのデータ加工を可能としたことで計算結果の汎用性を高めています。
Engineer's Studio(面内)へのデータエクスポート
FRAMEデータをEngineer's Studio(面内)のデータ形式にエクスポートすることで、製品間のデータ連携が可能となりました。
FRAME(面内)→Engineer's Studioデータ活用
登録断面、FRAMEデータの利用が可能。面倒な動的解析データ作成に役立ちます。
製品価格
FRAMEマネージャ Ver.6 | 316,000円(税別) |
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サブスクリプション価格
対象製品 | 初年度 サブスクリプション契約 | サブスクリプション 契約1年 |
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FRAMEマネージャ Ver.6 | 無償 | 79,000円(税別) |
サブスクリプションフローティング:製品定価の40%の126,400円(税別)
サポート内容
- バージョンアップ無償提供
- 電話問い合わせテクニカルサポート
- 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
- ダウンロードサービス
- 保守情報配信サービス
本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。