落橋防止システムの設計計算(部分係数法・H29道示対応)Ver.3がリリース

FORUM8新製品情報2021年6月:構造解析上部工スイート バンドル製品

公益社団法人 日本道路協会より平成29年11月に発刊された道路橋示方書・同解説に対応しています。平成29年道路橋示方書・同解説では、部分係数法による照査が新たに導入されました。本製品においては、本改定に対応した以下の項目を照査することが可能です。

  • 桁かかり長
  • 落橋防止構造
  • 横変位拘束構
  • 段差防止構造

メイン画面

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落橋防止システムの設計計算(部分係数法・H29道示対応)Ver.3.0.0 改訂内容

  1. 縁端拡幅照査対応
  2. 鉄筋コンクリート自動配筋機能対応

プログラムの機能と特長

機能および特長

  1. 入力検討ケースの複数登録が可能で、1橋梁内の全支承線の設定を一つのデータファイルに収めることや、形状や使用材質を変更した複数の検討ケースを登録し、比較検討を行うことが可能となっています。各照査項目(桁かかり長、縁端拡幅、落橋防止構造、横変位拘束構造)の照査は検討ケースごとに計算の有無を指定でき、メイン画面では各検討ケースにおける計算設定状況が一覧で確認できるようになっています。また、照査に用いる材料データ等については、追加登録型の「基準値」データの入力項目が用意されており、登録することで任意の材料使用が可能となっています。
  2. 結果確認画面全検討ケースの照査判定結果(OK、NG)を一覧で確認できる「結果概要」と、1検討ケースごとに照査結果を確認できる「結果詳細」を用意しており、照査結果が容易に把握できるようになっています。
  3. 計算書出力各照査項目別に全検討ケースの照査結果を一括確認できる「結果一覧」と、検討ケースごとに照査内容を詳細に確認できる「結果詳細」の出力を用意しています。
  4. データ連携「震度算出(支承設計)」、「橋脚の設計・3D配筋」の連携が可能です。

照査内容

1.桁かかり長橋の形式として

桁かかり長橋の形式として以下に対応しています。

  • 直橋
  • 斜橋
  • 曲線橋

2.縁端拡幅拡幅タイプとして

縁端拡幅拡幅タイプとして以下の照査に対応しています。

  • 鉄筋コンクリートによる縁端拡幅
  • 鋼製ブラケットによる縁端拡幅

3.落橋防止構造として

落橋防止構造として以下の照査に対応しています。橋軸方向についての検討が可能です。

  • 下部工に鉄筋コンクリートによる突起を設けた構造(落橋防止壁)
  • 主桁同士をPCケーブルにより連結する構造(上部工は鋼I桁を想定)
  • 主桁と橋台胸壁をPCケーブルにより連結する構造(上部工は鋼I桁を想定)
  • 設計最大遊間量の算定
  • PCケーブル連結に対応。主桁-主桁を連結

  • 主桁-胸壁を連結

4.横変位拘束構造として

横変位拘束構造として以下の照査に対応しています。橋軸方向および直角方向についての検討が可能です。

  • 下部工に鉄筋コンクリートによる突起を設けた構造(変位制限壁)
  • アンカーバー

5.段差防止構造コンクリート台座による段差防止構造の照査に対応

段差防止機能

落橋防止構造(部分係数法・H29道示対応)

落橋防止構造は、従来通り、落橋防止壁、PCケーブル連結(主桁-主桁、主桁-胸壁、主桁-鋼製アングル、主桁-繊維ロープ)から選択できます。落橋防止壁の照査において、従来の示方書では、コンクリート部材に対して最大抵抗曲げモーメントを用いた耐力照査を行っていましたが、本改定では、弾性域にとどまるかどうかを照査します。

横変位拘束構造(部分係数法・H29道示対応)

横変位拘束構造について、従来の示方書では上部構造が橋軸直角方向に変位することを拘束する機能とされていましたが、平成29年道路橋示方書では、回転方向に変位することを拘束する機能として規定されています。また、横変位拘束構造は、変位制限壁、アンカーバーから選択でき、アンカーバーの照査では、作用せん断力がせん断応力度の制限値を超えないかどうかの照査を行います。

部分係数設定画面(部分係数法・H29道示対応)

本改定におきまして、部分係数が導入されたことに伴い、部分係数が一覧で確認、入力ができる画面を設けました。全ての照査で使用する、荷重係数γq、組合せ係数γp、調査・解析係数ξ1、部材・構造係数ξ2、抵抗係数Φを設定することが可能です。

部分係数設定画面

適用基準および参考文献

適用基準

  • 道路橋示方書・同解説 I 共通編 平成29年7月 日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説 II 鋼橋・鋼部材編 平成29年7月 日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説 III コンクリート橋・コンクリート部材 平成29年7月 日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説 IV 下部構造編 平成29年7月 日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編 平成29年7月 日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説 I 共通編 平成24年3月 日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説 II 鋼橋編 平成24年3月 日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説 IV 下部構造編 平成24年3月 日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編 平成24年3月 日本道路協会

参考文献

  • 既設橋梁の耐震補強設計工法事例集 平成17年4月 一般財団法人 海洋架橋・橋梁調査会
  • 「道路橋の耐震設計に関する資料」平成9年3月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「兵庫県南部地震により被災した道路橋の復旧に係る仕様」の準用に関する参考資料(案)平成7年6月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「設計要領 第2集 橋梁建設編」平成26年7月 東・中・西日本高速道路株式会社

製品価格

落橋防止システムの設計計算(部分係数法・H29道示対応)Ver.370,000円(税別)
落橋防止システムの設計計算(旧基準)Ver.554,600円(税別)

フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。

落橋防止システムの設計計算(部分係数法・H29道示対応)Ver.328,000円(税別)
落橋防止システムの設計計算(旧基準)Ver.521,840円(税別)

サブスクリプション価格

対象製品初年度1年
落橋防止システムの設計計算(部分係数法・H29道示対応)Ver.3無償28,000円(税別)
落橋防止システムの設計計算(旧基準)Ver.521,840円(税別)
落橋防止システムの設計計算(部分係数法・H29道示対応)Ver.3
フローティング
39,200円(税別)
落橋防止システムの設計計算(旧基準)Ver.5
フローティング
30,576円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

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