落橋防止システムの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)がリリース

FORUM8新製品情報2023年4月:構造解析上部工スイート バンドル製品

平成29年道路橋示方書に準拠した桁かかり長、縁端拡幅、落橋防止構造、変位制限構造、段差防止構造の設計計算、3Dモデル表示に対応しています。「落橋防止システムの設計・3D配筋」では、設計対象の配筋図および一般図の作成が可能です。

上部工設計計算ソフトの最新情報を一冊に

上部工設計計算ソフトの最新情報を一冊にまとめた資料をご用意しています。無料ですので、お気軽にお取り寄せください。

資料ダウンロードお申し込み

落橋防止システムの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)

落橋防止システムの設計および図面、3Dモデル生成に対応しています。

  1. 図面対応
  2. 3Dモデル表示対応
  3. 3Dアトリビュート、3Dアノテーション対応
  4. 64bit化対応

プログラムの機能と特長

機能および特長

1.入力

検討ケースの複数登録が可能で、1橋梁内の全支承線の設定を一つのデータファイルに収めることや、形状や使用材質を変更した複数の検討ケースを登録し、比較検討を行うことが可能です。

各照査項目(桁かかり長、縁端拡幅、落橋防止構造、横変位拘束構造)の照査は検討ケースごとに計算の有無を指定でき、メイン画面では各検討ケースにおける計算設定状況が一覧で確認できます。

また、照査に用いる材料データなどについては、追加登録型の「基準値」データの入力項目が用意されており、登録することで任意の材料使用が可能です。

2.結果確認画面

全検討ケースの照査判定結果(OK、NG)を一覧で確認できる「結果概要」と、1検討ケースごとに照査結果を確認できる「結果詳細」を用意しており、照査結果が容易に把握できます。

3.計算書出力

各照査項目別に全検討ケースの照査結果を一括確認できる「結果一覧」と、検討ケースごとに照査内容を詳細に確認できる「結果詳細」の出力を用意しています。

4.データ連携

「震度算出(支承設計)」、「橋脚の設計・3D配筋」の連携が可能です。

落橋防止構造(部分係数法・H29道示対応)

落橋防止構造は、従来通り、落橋防止壁、PCケーブル連結(主桁-主桁、主桁-胸壁、主桁-鋼製アングル、主桁-繊維ロープ)から選択できます。落橋防止壁の照査において、従来の示方書では、コンクリート部材に対して最大抵抗曲げモーメントを用いた耐力照査を行っていましたが、本改定では、弾性域に留まるかどうかを照査します。

落橋防止構造(PCケーブル連結)画面

横変位拘束構造(部分係数法・H29道示対応)

横変位拘束構造について、従来の示方書では上部構造が橋軸直角方向に変位することを拘束する機能とされていましたが、平成29年道路橋示方書では、回転方向に変位することを拘束する機能として規定されています。

また、横変位拘束構造は、変位制限壁、アンカーバーから選択でき、アンカーバーの照査では、作用せん断力がせん断応力度の制限値を超えないかどうかの照査を行います。

横変位拘束構造(変位制限壁)画面

段差防止構造(部分係数法・H29道示対応)

平成24年道示対応版と同様に、付属的な設計として段差防止構造の照査にも対応しています。対応形式は、コンクリート台座とし、台座に作用する支圧応力度が制限値を超えないことを照査します。

部分係数設定画面(部分係数法・H29道示対応)

本改定におきまして、部分係数が導入されたことに伴い、部分係数が一覧で確認、入力ができる画面を設けました。全ての照査で使用する、荷重係数γq、組み合わせ係数γp、調査・解析係数ξ1、部材・構造係数ξ2、抵抗係数Φを設定することが可能です。

部分係数設定画面

図面生成(落橋防止システムの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)のみ対応)

「落橋防止システムの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)」では、図面作成およびIFC変換ツールと連動した3Dモデル表示にも対応しています。鉄筋コンクリート部材では、配筋を3Dモデルとして生成することができます。また、BIM/CIM推進の一環としてIFCファイル形式のモデルエクスポートにも対応しています。

  • 画面生成例

  • 3DモデルIFC変換ツールとの連動

適用基準および参考文献

適用基準

道路橋示方書
  • 「道路橋示方書・同解説 I 共通編」平成29年7月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「道路橋示方書・同解説 II 鋼橋・鋼部材編」平成29年7月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「道路橋示方書・同解説 III コンクリート橋・コンクリート部材」平成29年7月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「道路橋示方書・同解説 IV 下部構造編」平成29年7月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編」平成29年7月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「道路橋示方書・同解説 I 共通編」平成24年3月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「道路橋示方書・同解説 II 鋼橋編」平成24年3月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「道路橋示方書・同解説 IV 下部構造編」平成24年3月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編」平成24年3月 公益社団法人 日本道路協会

参考文献

  • 既設橋梁の耐震補強設計工法事例集 平成17年4月 一般財団法人 海洋架橋・橋梁調査会
  • 「道路橋の耐震設計に関する資料」平成9年3月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「兵庫県南部地震により被災した道路橋の復旧に係る仕様」の準用に関する参考資料(案)平成7年6月 公益社団法人 日本道路協会
  • 「設計要領 第2集 橋梁建設編」平成26年7月 東・中・西日本高速道路株式会社

製品価格

落橋防止システムの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)140,000円(税別)
落橋防止システムの設計計算(旧基準)Ver.554,600円(税別)

フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。

落橋防止システムの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)56,000円(税別)
落橋防止システムの設計計算(旧基準)Ver.521,840円(税別)

サブスクリプション価格

対象製品初年度1年
落橋防止システムの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)無償56,000円(税別)
落橋防止システムの設計計算(旧基準)Ver.521,840円(税別)
落橋防止システムの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)フローティング78,400円(税別)
落橋防止システムの設計計算(旧基準)Ver.5 フローティング30,576円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

構造解析上部工スイート 製品情報