橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5がリリース

FORUM8新製品情報2022年1月:下部工基礎スイート バンドル製品

橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)は、各種形状・形式に対応した単柱式RC橋脚の耐震設計、図面作成プログラムです。

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橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5の改訂内容

  1. ケーソン基礎リアルタイム連動
  2. 降伏剛性時の断面2次モーメント指定による自動配筋
  3. 震度連携サポート機能

改訂内容1:ケーソン基礎リアルタイム連動

「基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)」(以下、基礎製品)との連動において、基礎形式にケーソン基礎を追加しました。これまでケーソン基礎の場合は、橋脚側を便宜上直接基礎として、基礎連動用XMLファイルのインポート/エクスポートによりデータの連携を行っていました。Ver.5では杭基礎の場合と同様に両製品のリアルタイム連動により、入力・計算・計算書の作成を一貫して行うことが可能です。さらに両製品のデータを一つのファイルで管理し震度連携まで対応できるため、これまでのような煩雑なファイル管理も不要です。

  • * リアルタイム連動を行うには、基礎製品の対応版Ver.5.1.0以降が必要です。

初期入力画面-基礎形式

ケーソン基礎連動イメージ

改訂内容2:降伏剛性時の断面2次モーメント指定による自動配筋

概略検討段階において、橋脚の大まかな配筋や剛性の目安を決定する場合を想定し、降伏剛性時の断面2次モーメントを指定することで自動トライアルにより配筋を自動設定できる機能をご用意しました。設定された条件の範囲内で再現率の高いモデル候補を選定し配筋結果を入力データへ反映できます。また、同程度の剛性を有する異なる水平耐力の配筋候補を得られるため、固有周期への影響を最小限とし橋脚の水平耐力のみを向上させるといった利用も可能です。

配筋条件の設定

配筋結果

改訂内容3:震度連携サポート機能

震度連携時のプロジェクトファイル(*.PFU)は、一般に複数の橋脚データを含んでおり、径間数や登録基数に比例し橋脚製品側で同一の操作を行う回数が増加します。Ver.5ではこれらの操作を軽減するため下記のサポート機能をご用意しました。

  • 機能1 震度算出結果の自動取込(取込画面を介さずにファイル読込時に取込)
  • 機能2 設計データの更新(全ての橋脚を最新バージョンに更新など)
  • 機能3 非線形動的解析モデルの新規保存または更新
  • 機能4 「開く→構造物の選択→取込→剛性モデル更新→保存」を自動化

震度連携サポート設定

震度連携トライアル計算操作の流れ

そのほかの対応項目

Ver.5では、CIMに対する取り組み強化の一環として、下記についても対応を行っています。

道路線形座標の入力対応

橋台製品で対応済みの道路線形座標について対応を行いました。IFC出力も可能となっています。

入力段階での3D配筋図表示

はりや柱、フーチング部材の入力時に3D表示で配筋状況を確認できるようになりました。

3D配筋表示

適用基準および参考文献

適用基準

道路橋示方書
  • 公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 I 共通編 平成29年11月
  • 公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 III コンクリート橋・コンクリート部材編 平成29年11月
  • 公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 IV 下部構造編 平成29年11月
  • 公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編 平成29年11月
標準設計一般社団法人 全日本建設技術協会 土木構造物設計ガイドライン 平成11年11月
BIM/CIM基準要領
  • 国土交通省 3次元モデル成果物作成要領(案) 令和3年3月
  • 国土交通省 CIM導入ガイドライン(案) 令和2年3月
  • 国土交通省 3次元モデル表記標準(案) 令和2年3月
CAD
  • 国土交通省 CAD製図基準 平成29年3月
  • NEXCO CADによる図面作成要領(案) 平成29年9月
  • 土木学会 土木製図基準 平成15年5月

参考文献

  • 公益社団法人 日本道路協会 道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月
  • 公益社団法人 日本道路協会 平成29年道路橋示方書に基づく道路橋の設計計算例 平成30年6月
  • 国土交通省 九州地方整備局 橋梁下部構造の配筋に関する参考資料(案) 平成15年

製品価格

橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5(注1)360,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(カスタマイズ版)389,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(旧基準) Ver.14308,000円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)50,000円(税別)
REED工法オプション(旧基準)300,000円(税別)
  • (注1)REED工法は標準機能として使用可能

フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能です。

橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5(注1)144,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(カスタマイズ版)155,600円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(旧基準) Ver.14123,200円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)20,000円(税別)
REED工法オプション(旧基準)120,000円(税別)
  • (注1)REED工法は標準機能として使用可能

サブスクリプション価格

対象製品初年度1年
橋脚の設計・3D配筋
(部分係数法・H29道示対応) Ver.5
無償144,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋
(部分係数法・H29道示対応) Ver.5 フローティング
201,600円(税別)
橋脚の設計・3D配筋
(カスタマイズ版)
97,250円(税別)
橋脚の設計・3D配筋
(カスタマイズ版) フローティング
119,812円(税別)
橋脚の設計・3D配筋
(旧基準) Ver.14
77,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋
(旧基準) Ver.14 フローティング
107,800円(税別)
保耐法拡張オプション
(旧基準)
25,000円(税別)
保耐法拡張オプション
(旧基準) フローティング
28,000円(税別)
REED工法オプション
(旧基準)
75,000円(税別)
REED工法オプション
(旧基準) フローティング
105,000円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

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