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二柱式橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応)Ver.36/(旧基準)がリリース
FORUM8新製品情報2023年1月:下部工基礎スイート バンドル製品
橋脚のはりなし二柱式モデルに対応した設計計算プログラムです。本版では、平成29年11月に発刊された道路橋示方書・同解説に対応しています。
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Ver.3.0.0 改訂内容
- 震度連携機能拡張
- 作用組み合わせのインポート/エクスポート機能対応
- 永続/変動/偶発(衝突)入力拡張
- 偶発(レベル2地震動)死荷重H、M拡張
- 杭基礎連動機能拡張
プログラムの機能と特長
二柱式橋脚は、左右の柱がはりで連結されていない独立した柱が上部構造を支持する形式の橋脚を対象とした設計計算プログラムです。単柱式橋脚を対象とした「橋脚の設計」と同様に主に下記を適用基準としています。
- 「道路橋示方書・同解説 IV下部工編」平成29年11月(社団法人 日本道路協会)
- 「道路橋示方書・同解説 V耐震設計編」平成29年11月(社団法人 日本道路協会)
上記以外に既往の参考資料や指針等を参考に、単柱式橋脚とほぼ同等の計算を行えるようにしています。
項目 | 備考 | |
---|---|---|
柱本数 | 2 | 単柱は不可 |
柱平面形状 | 矩形、矩形(面取り) | 中空、テーパーは不可 |
小判形 | ||
円形 | ||
基礎形式 | 直接基礎 | |
杭基礎 | 基礎製品と連動 | |
設計対象 | 新設 |
形状、配筋
- 柱鉄筋の段落としを考慮できます。
- かけ違い橋脚の沓座などの荷重を考慮できます。
- 主鉄筋の材質と帯鉄筋の材質を変えることができます。
- 帯鉄筋が高さ方向に変化する入力が可能です。
永続/変動/偶発(衝突)作用が支配的な状況に対する照査
- 限界状態に応じた曲げモーメント、軸力、せん断力に対する照査に対応しています。
- 柱に作用する集中荷重、橋脚天端に作用する集中・分布荷重、風荷重、流水圧、動水圧、過載荷重を考慮可能です。
- 水位は荷重ケースごとに入力できます。
偶発(レベル2地震動)作用が支配的な状況に対する照査
- 限界状態に応じた曲げモーメント、軸力、せん断力に対する照査に対応しています。
- 柱に作用する集中荷重、橋脚天端に作用する集中・分布荷重を考慮可能です。
部分係数法における照査
道路橋のおかれるさまざまな条件や導入される技術の信頼性などに応じて合理的に必要な性能が確保できる設計を具体的に行いやすくなる「部分係数法」が導入されました。この設計法においては、全ての作用に荷重組み合わせ係数γp、荷重係数γqを考慮し断面力を算出します。そして算出された断面力に対して、調査・解析係数ξ1、部材・構造係数ξ2、抵抗係数Φを考慮した制限値以内に収まっているかを照査します。
ここに、
Si:作用の特性値に対して算出される部材の応答値
Pi:作用の特性値
RS、RU:部材などの限界状態1、限界状態2または限界状態3に対応する部材などの抵抗に係る特性値
そこで本製品では、部分係数を用いた照査において使用する各係数を確認・変更できる設定画面を用意しました(図3)。また、部分係数データをファイルに保存し、H29道路橋示方書対応製品間でやりとりすることも可能となります。
計算項目
二柱式橋脚では、下表の計算に対応しています。
項目 | 常時レベル1地震時 | レベル2地震時 | |
---|---|---|---|
安定計算 | 直接基礎 | ○ | - |
杭基礎 | |||
杭基礎 | △ | △ | |
フーチング | 直接基礎 | ○ | ○ |
杭基礎 |
- * 橋軸直角方向のフーチングは骨組計算、柱間の照査に対応。
永続/変動/偶発(衝突)作用が支配的な状況
- 柱鉄筋の段落としの検討をすることができます。
- 柱中間に作用する集中荷重、分布荷重、風荷重、流水圧、動水圧は、内部で荷重を算出します。
- 水位は荷重ケースごとに入力(最大2水位設定可能)できます。
- 各荷重ケースで、「洗掘状態として検討する」とすることで「洗掘時の土砂高hG」を指定できます。
偶発(レベル2地震動)作用が支配的な状況
柱部材
- 主鉄筋の材質と、帯鉄筋の材質を変えることができます。
- 帯鉄筋が高さ方向に変化がある場合を考慮し、横拘束鉄筋データは10区間まで設定できます。
- 破壊形態の判定に用いるせん断耐力は、柱基部と柱中間部(任意の1点または全ての着目点)について算出できます。
- 同一振動単位系の設計水平震度の最大値と、計算した設計水平震度を比較し、大きいほうの設計水平震度を用いることができます。
フーチング部材
- 張り出し部の照査に加え柱間の照査を行うことが可能です。
他製品との連動
以下の製品との連動・連携が可能です。
- 「震度算出(支承設計)(部分係数法・H29道示対応)」と連動し、設計水平震度を取り込むことが可能です。
- 「基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対)」と連動し、基礎の照査が可能です。
- Engineer’s Studioエクスポート
適用基準および参考文献
適用基準
道路橋示方書 |
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---|
参考文献
- 道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月 社団法人 日本道路協会
- 平成29年道路橋示方書に基づく道路橋の設計計算例 平成30年6月 公益社団法人 日本道路協会
製品価格
二柱式橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応)Ver.3 | 350,000円(税別) |
---|---|
二柱式橋脚の設計計算(旧基準) | 266,000円(税別) |
フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。
二柱式橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応)Ver.3 | 140,000円(税別) |
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二柱式橋脚の設計計算(旧基準) | 106,400円(税別) |
サブスクリプション価格
対象製品 | 初年度 | 1年 |
---|---|---|
二柱式橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応)Ver.3 | 無償 | 140,000円(税別) |
二柱式橋脚の設計計算(旧基準) | 66,500円(税別) | |
二柱式橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応)Ver.3 フローティング | 196,000円(税別) | |
二柱式橋脚の設計計算(旧基準) フローティング | 93,100円(税別) |
サポート内容
- バージョンアップ無償提供
- 電話問い合わせテクニカルサポート
- 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
- ダウンロードサービス
- 保守情報配信サービス
本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。