橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.6がリリース

FORUM8新製品情報2023年4月:下部工基礎スイート バンドル製品

部分係数設計法による単柱式RC橋脚の設計計算、図面作成プログラム。ストライプHを主鋼材としたREED工法も標準機能として使用可能です。公益社団法人日本道路協会より平成29年11月に発刊された道路橋示方書・同解説を参考に、はり、柱、フーチング部材の耐荷性能の照査および耐久性能の照査、直接基礎の安定照査を行うことが可能です。

直接基礎以外の基礎形式(杭基礎・深礎基礎・ケーソン基礎等)については、リアルタイム連動・ファイル連携により照査可能です。図面作成では、一般図から配筋図、組立図、加工図、鉄筋表などの図面を一括生成し、簡易編集、SXF、DXF、DWGなどの2次元図面出力、および、3D配筋生成機能(躯体・鉄筋の3次元配筋自動生成機能)による3Dモデル(IFC、ALLPLAN、DWG、DXF、3DS)出力が可能です。Engineer's Studioデータファイル出力に対応しています。

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Ver.6.0.0 改訂内容

  • 鋼管矢板基礎連動に対応
  • 震度連携機能拡張
  • はり設計機能拡張

鋼管矢板基礎

Ver.5の改訂においては、基礎形式にケーソン基礎が追加され、「基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)」(以下、基礎製品)とのリアルタイム連動が可能となりましたが、Ver.6では新たに鋼管矢板基礎が追加されます。これにより、図2のような手動での基礎連動用XMLファイルのインポート/エクスポートによる方法から、杭基礎・ケーソン基礎等と同様にリアルタイム連動で一連の設計を行うことが可能となりました。また、メイン画面の3Dモデル表示についても図3のように橋脚部と鋼管矢板基礎部をあわせて確認ができます。もちろん連動したまま震度連携まで行うことも可能ですので、利便性がさらに向上します。

  • * 鋼管矢板基礎リアルタイム連動を行うには、基礎製品の対応版Ver.6.1.0以降が必要です。

図1:初期入力画面ー基礎形式

図2:従来の設計イメージ

図3:3Dモデルイメージ

震度連携機能の拡張

「震度算出(支承設計)(部分係数法・H29道示対応)」(以下、震度製品)との連携について、Ver.6では下記の機能を新たに追加します。

機能(1)震度製品で作成した橋脚データを本製品から読み込み
機能(2)震度製品で作成した橋脚データを本製品のデータへ変換
機能(3)震度製品から連携中の橋脚データを直接起動

(1)については、震度製品の単独機能で作成済みの橋脚データを本製品から直接読み込みが行えるようになります。Ver.6初版では、図5のタイプを対象とし、下記のデータを読み込みますが、将来的には全てのデータ読み込みに対応予定です。操作方法は、図4の「震度連携」メニューから「その他データ取込-橋脚データ」を選択してください。

  • 外形形状(はり、柱、フーチング)
  • 材質、配筋情報
  • 鉛直死荷重反力、慣性力作用位置
  • 重要度区分、地盤種別、地域区分

(3)については、震度製品に登録済みのデータから本製品を直接起動します。これにより、類似ファイルが複数存在する場合などのデータの取り違えがなくなり、データが反映されない、データの場所が分からないなどの問題を解消できます。

  • 図4:その他のデータ取り込み(橋脚データ)

  • 図5:読み込み対象のタイプ

基礎連動機能の拡張

基礎製品との連動については、新たに下記の機能を追加します。

機能(1)基礎の照査に用いる設計水平震度khpの直接指定

図6のように、橋軸方向・橋軸直角方向について、khpを直接指定することが可能となります。例えば、壁式橋脚の直角方向など、橋脚から作用する荷重の上限値を別途考慮したい場合になどに利用できます。

機能(2)連動対象製品の表示

図7のボタンにより、現在連動中の基礎製品を最前面に表示できます。複数の製品を起動し連動している場合などに、目的の連動対象製品を素早く見つけることができます。

図6:khpの直接指定

図7:連動対象の表示

適用基準および参考文献

適用基準

道路橋示方書
  • 公益社団法人 日本道路協会、道路橋示方書・同解説 I 共通編 平成29年 11月
  • 公益社団法人 日本道路協会、道路橋示方書・同解説 III コンクリート橋・コンクリート部材編 平成29年 11月
  • 公益社団法人 日本道路協会、道路橋示方書・同解説 IV 下部構造編 平成29年 11月
  • 公益社団法人 日本道路協会、道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編 平成29年 11月
標準設計一般社団法人 全日本建設技術協会、土木構造物設計ガイドライン 平成11年 11月
BIM/CIM基準要領
  • 国土交通省 3次元モデル成果物作成要領(案)令和3年 3月
  • 国土交通省 CIM導入ガイドライン(案)令和2年 3月
  • 国土交通省 3次元モデル表記標準(案)令和2年 3月
CAD
  • 国土交通省 CAD製図基準 平成29年 3月
  • NEXCO CADによる図面作成要領(案)平成29年 9月
  • 土木学会 土木製図基準 平成15年 5月

参考文献

  • 道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月 公益社団法人 日本道路協会
  • 平成29年道路橋示方書に基づく道路橋の設計計算例 平成30年6月 公益社団法人 日本道路協会
  • 橋梁下部構造の配筋に関する参考資料(案)平成15年 国土交通省 九州地方整備局

製品価格

橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.6(注1)360,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(カスタマイズ版)389,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(旧基準)Ver.14308,000円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)50,000円(税別)
REED工法オプション(旧基準)300,000円(税別)
  • (注1)REED工法は標準機能として使用可能。

フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。

橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.6144,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(カスタマイズ版)155,600円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(旧基準)Ver.14123,200円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)20,000円(税別)
REED工法オプション(旧基準)120,000円(税別)

サブスクリプション価格

対象製品初年度1年
橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.6無償144,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(カスタマイズ版)97,250円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(旧基準)Ver.1477,000円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)25,000円(税別)
REED工法オプション(旧基準)75,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.6 フローティング201,600円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(カスタマイズ版)フローティング119,812円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(旧基準)Ver.14 フローティング107,800円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)フローティング28,000円(税別)
REED工法オプション(旧基準)フローティング105,000円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

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