橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.7がリリース

FORUM8新製品情報2024年3月:下部工基礎スイート バンドル製品

部分係数設計法による単柱式RC橋脚の設計計算、図面作成プログラム。ストライプHを主鋼材としたREED工法も標準機能として使用可能です。公益社団法人日本道路協会より平成29年11月に発刊された道路橋示方書・同解説を参考に、はり、柱、フーチング部材の耐荷性能の照査および耐久性能の照査、直接基礎の安定照査を行えます。

直接基礎以外の基礎形式(杭基礎・深礎基礎・ケーソン基礎など)については、リアルタイム連動・ファイル連携により照査可能です。図面作成では、一般図から配筋図、組立図、加工図、鉄筋表などの図面を一括生成し、簡易編集、SXF、DXF、DWGなどの2次元図面出力、および、3D配筋生成機能(躯体・鉄筋の3D配筋自動生成機能)による3Dモデル(IFC、ALLPLAN、DWG、DXF、3DS)出力が可能です。Engineer's Studioデータファイル出力に対応しています。

製品間連動・連携図

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Ver.7.0.0 改訂内容

  1. 落橋防止システムの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)との連携に対応
  2. レベル2地震時動水圧対応(ESエクスポート含む)
  3. はり設計機能拡張
  4. 上部工反力一括入力拡張

落橋防止システムの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)との連携

Ver.7では、昨年9月に新規リリースされた「落橋防止システムの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)」(以下、落橋防止製品)との連携機能として、下記のデータ取り込みが可能です。

  1. 落橋防止装置の3Dモデル
  2. 落橋防止装置の死荷重(コンクリート部)
  3. 落橋防止製品の計算書

(1)については、落橋防止製品で設定した各装置を本製品の3Dモデルへ取り込みます。図1は、壁式橋脚に鋼製ブラケットによる縁端拡幅部を取り込んだ場合の例で、BIM/CIMにおける3Dモデルの詳細度を向上させることができます。

図1:3Dモデル連携

(2)については、図2のように、落橋防止壁や縁端拡幅部等の自重をその他死荷重として取り込みます。その他死荷重は、偏心モーメントや地震時慣性力を自動的に考慮するため、より実状に近いモデルの作成が可能です。

図2:その他死荷重

(3)については、図3のように、本製品の計算書に落橋防止製品で作成済みの計算書を統合します。既に対応済みである「基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)」や「震度算出(支承設計)(部分係数法・H29道示対応)」との計算書統合機能と併用することで、作業効率のさらなる向上が可能となります。

  • * 各データの取り込みには、落橋防止製品のVer.1.1.0以降が必要です。

図3:計算書統合

柱設計時のレベル2地震時動水圧対応

「道路橋示方書・同解説 V耐震設計編」(以下、道示V)では、レベル2地震動を考慮する設計状況における地震動水圧の評価方法として、下記の二つが規定されています。

  1. 等価重量に付加重量を考慮する方法(静的解析により影響の程度を概略検討する場合)
  2. 躯体に付加質量として設定する方法(動的解析を行う場合)

Ver.7では、図4の設定を設け、検討方向ごとに地震時動水圧を考慮できるようにしています。

図4:地震時動水圧の設定

また、(2)のケースを想定し、非線形動的解析モデルエクスポート時には、図5のように地震時動水圧作用区間への節点質量としてモデル化します。

実務上は、本製品で(1)の付加重量として静的解析による概略検討を行ったうえで、設計者により地震時動水圧の影響が大きいと判断される場合、(2)により動的解析を実施するという流れとなります。

  • * 動的解析については、「Engineer's Studio」をご利用下さい。

図5:地震時動水圧付加質量

はり設計機能の拡張、その他

はりの設計においては、スターラップ設定方法の拡張、設計水平震度関連の考え方拡張、支承名称の設定追加、計算過程の出力追加など、10項目以上のご要望に対応しています。また、はりの設計以外についても、操作性や利便性の向上を目的とした、機能拡張・改善・制限緩和等を行っています。これらの対応がお客様の業務効率向上の一助になれば幸いです。

製品価格

橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.7(注1)360,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(カスタマイズ版)389,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(旧基準)Ver.14308,000円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)50,000円(税別)
REED工法オプション(旧基準)300,000円(税別)
  • (注1)REED工法は標準機能として使用可能。

フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。

橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.7(注1)144,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(カスタマイズ版)155,600円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(旧基準)Ver.14123,200円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)20,000円(税別)
REED工法オプション(旧基準)120,000円(税別)
  • (注1)REED工法は標準機能として使用可能。

サブスクリプション価格

対象製品初年度1年
橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.7無償144,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(カスタマイズ版)155,600円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(旧基準)Ver.14123,200円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)20,000円(税別)
REED工法オプション(旧基準)120,000円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.7 フローティング201,600円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(カスタマイズ版)フローティング217,840円(税別)
橋脚の設計・3D配筋(旧基準)Ver.14 フローティング172,480円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)フローティング28,000円(税別)
REED工法オプション(旧基準)フローティング168,000円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

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