橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.8がリリース

FORUM8新製品情報2025年2月(下部工基礎スイートに含まれる製品です)

逆T式橋台、重力式橋台の設計計算、図面作成プログラム。本製品は、公益社団法人 日本道路協会より平成29年11月に発刊された道路橋示方書・同解説を参考に、橋台の設計に対応したものです。

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Ver.8.0.0 改訂内容

  1. 施工時の検討に対応。
  2. 落橋防止作動時の深礎杭連動に対応。
  3. 安定計算時のパラレル翼壁の土圧を拡張。
  4. 設計調書の書式を拡張(翼壁)。

施工時の照査

橋台設計時は、「平成29年道路橋示方書I共通編」に記載のある永続/変動/偶発作用による作用の組み合わせを基に照査を行っていますが、施工時の作用の組み合わせは用意していないため、既存の作用の組み合わせケースを利用して検討を行うなどの手間が必要でした。

今回、施工時の作用の組み合わせケースを用意することで、施工時の照査においても永続/変動/偶発作用と同様に作用ケースの組み合わせを行い、安定計算から部材の照査までを行えます。また、施工時の作用ケースごとの荷重係数・組み合わせ係数や施工時の部材照査の調査・解析係数、部材・構造係数、抵抗係数を変更可能としています。

施工時の組み合わせとしては、道路橋示方書に記載がある下記組み合わせを共通ケースとして用意しています。

  1. 1.05D+1.05ER+1.00TH+1.00TF+1.05(GD,SD,WP,PS,CR,SH,E,HP,U)
  2. 1.05D+1.05ER+1.00WS+1.00TF+1.05(GD,SD,WP,PS,CR,SH,E,HP,U)
  3. 1.05D+1.05ER+0.50EQ+1.00TF+1.05(GD,SD,WP,PS,CR,SH,E,HP,U)

施工時の荷重ERでは、仮設材や施工中に上載される建設機械などの重量や移動、工事車両の影響などを見込みます。本組み合わせ以外の作用ケースも最大4ケースまで組み合わせることを可能としています。施工時の照査では、「初期入力」画面において、新設か施工時かの選択を用意し、モードを切り替えて検討を行います。施工時の照査は、本製品単独での対応となりますが、基礎工などのほかの製品において対応ができ次第、連動においても検討対象として施工時の照査を行えるようにします。

図1:施工時の係数設定画面

深礎基礎の落橋防止作動時の検討

落橋防止構造を設置した場合において、直接基礎や杭基礎では、落橋防止が作動した際の部材の耐荷性能の検討を行えますが、深礎基礎の場合も適用できるように拡張します。本機能については、「深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5」以降と連動した際に照査が可能となります。また、深礎基礎の場合は、偶発作用(レベル2地震動)の照査と落橋防止作動時の照査が同時に検討可能です。落橋防止作動時は、荷重として土圧力はEQなし時の土圧を考慮し、慣性力は考慮しません。また、設計用地震力1.5Rd(上部工死荷重反力)を用いて、各部材照査(限界状態1,3)を行います。

図2:深礎基礎連動(左:橋台の設計・3D配筋<部分係数法・H29道示対応>右:深礎フレームの設計・3D配筋<部分係数法・H29道示対応>)

翼壁土圧の安定計算考慮

橋台の壁側面に配置する翼壁は、橋台背面からの土砂流出を防ぐために竪壁背面に直角に設置しますが、斜角がある橋や前面側に盛り土を抑えるような場合などにおいては、翼壁の取り付け角度が竪壁背面直角とならない場合があります。このようなケースにおいて、これまでは任意荷重で考慮していた作用力を、翼壁の重量や慣性力、翼壁に作用する土圧を考慮して設計できるようにします。

図3:安定計算時に作用する翼壁の土圧力

適用基準

道路橋示方書
  • 公益社団法人 日本道路協会、道路橋示方書・同解説 I 共通編 平成29年 11月
  • 公益社団法人 日本道路協会、道路橋示方書・同解説 III コンクリート橋・コンクリート部材編 平成29年 11月
  • 公益社団法人 日本道路協会、道路橋示方書・同解説 IV 下部構造編 平成29年 11月
  • 公益社団法人 日本道路協会、道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編 平成29年 11月
BIM/CIM基準要領国土交通省 3次元モデル成果物作成要領(案)令和3年3月

製品価格

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下部工基礎スイート 価格(通常)

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製品価格

橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.8330,000円(税別)
翼壁拡張オプション(H29道示対応)30,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋(カスタマイズ版)359,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋 Ver.9(英語出力版)530,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋(旧基準)Ver.15272,300円(税別)
翼壁拡張オプション(旧基準)21,000円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)50,000円(税別)

フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。

橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.8132,000円(税別)
翼壁拡張オプション(H29道示対応)12,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋(カスタマイズ版)143,600円(税別)
橋台の設計・3D配筋 Ver.9(英語出力版)212,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋(旧基準)Ver.15108,920円(税別)
翼壁拡張オプション(旧基準)8,400円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)20,000円(税別)

サブスクリプション価格

橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.8初年度無償
2年目以降:132,000円(税別)
翼壁拡張オプション(H29道示対応)初年度無償
2年目以降:12,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋(カスタマイズ版)初年度無償
2年目以降:143,600円(税別)
橋台の設計・3D配筋 Ver.9(英語出力版)初年度無償
2年目以降:212,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋(旧基準)Ver.15初年度無償
2年目以降:108,920円(税別)
翼壁拡張オプション(旧基準)初年度無償
2年目以降:8,400円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)初年度無償
2年目以降:20,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.8 フローティング初年度無償
2年目以降:184,800円(税別)
翼壁拡張オプション(H29道示対応)フローティング初年度無償
2年目以降:16,800円(税別)
橋台の設計・3D配筋(カスタマイズ版)フローティング初年度無償
2年目以降:201,040円(税別)
橋台の設計・3D配筋 Ver.9(英語出力版)フローティング初年度無償
2年目以降:296,800円(税別)
橋台の設計・3D配筋(旧基準)Ver.15 フローティング初年度無償
2年目以降:152,488円(税別)
翼壁拡張オプション(旧基準)フローティング初年度無償
2年目以降:11,760円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)フローティング初年度無償
2年目以降:28,000円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

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