圧密沈下の計算Ver.11がリリース

FORUM8新製品情報2020年5月:仮設土工スイート バンドル製品

土工指針やNEXCO、軟弱地盤対策工指針、鉄道、港湾などの各種設計基準類に規定されるTerzaghiの一次元圧密理論に基づく圧密沈下解析プログラム。

任意地形の解析が可能で対象地盤としては粘性土層(Δe法、mv法、Cc法)、砂層(Δe法、DeBeer法)、泥炭層(「泥炭性軟弱地盤対策工マニュアル」の手法、能登「泥炭地盤工学」の手法)、非圧縮層に対応。沈下量解析においては各種地中応力の計算(ブーシネスク法、オスターバーグ図表、慣用計算法)に対応。
B.K.Hough図表や自然含水比をパラメーターとした標準曲線内蔵。計算種別としては圧縮変形(圧密沈下・即時沈下)に加え、せん断に伴う即時沈下・側方変位の計算が可能、各沈下量計算法の現地盤面の沈下曲線同時描画、モデル全体の沈下形状描画。自然圧密時のみならず対策工法として圧密促進(ドレーン)工法(Barronの式、吉国の式)、予圧密(プレロード)工法、地下水低下工法、緩速載荷工法での圧密過程の解析が可能。

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圧密沈下の計算Ver.11 改訂内容

  1. 余盛り工法(サーチャージ工法)に対応
  2. 3Dアノテーションに対応

余盛り工法(サーチャージ工法)に対応

余盛り工法(サーチャージ工法)に対応しました。軟弱地盤の対策工である予圧密工法(盛土載荷重工法)は、目的構造物と同じか、それ以上の荷重をあらかじめ載荷して事前に圧密沈下を進行させておき、その後その荷重を撤去して目的構造物を建設した後の残留沈下量を抑制する工法です。予圧密工法は、表1や図1に示したように構造物計画箇所に対して適用される「プレロード工法」と一般盛土区間に適用される「余盛り工法」に分類されます。

図1:プレロード工法と余盛り工法

表1:予圧密工法(盛土載荷重工法)
工法内容
プレロード工法構造物あるいは構造物に隣接する盛土などの荷重と同等またはそれ以上の盛土荷重(プレロード)を載荷して、粘性土の地盤の圧密を十分進行させるとともに、地盤の強度増加を図った後、プレロードの盛土を取り除いて構造物を施工する方法
余盛り工法
(サーチャージ工法)
計画高さ以上に盛土を高く施工して圧密を十分進行させた後、余盛り分を取り除いて舗装などを施工する方法

本製品では既に「プレロード工法」に対応していましたが、今回新たに「余盛り工法」に対応しました。プレロード工法では施工段階1で載荷した荷重(プレロード)を施工段階2で全て徐荷しますが、余盛り工法では施工段階1で設定した荷重の中から一部の荷重のみを徐荷することができます。

本製品では、無限長帯荷重や無限長線荷重、単一集中荷重など複数の荷重を設定することができますが、各荷重について複数まとめて除荷荷重として扱うことができます。計算時は除荷によるリバウンドを考慮した計算が行われます(図2、図3)。

  • 図2:余盛り工法における載荷重と沈下の時間関係の概要

  • 図3:構造解析結果画面(ストラット付きU型擁壁)

3Dアノテーションに対応

3D形状確認画面において、3Dモデル上でも形状寸法が確認できる3Dアノテーションに対応しました(図4)。これにより3次元モデルの活用がさらに容易となり、一層生産性の向上が見込まれます。

図4:3Dアノテーション

製品価格

製品名価格
圧密沈下の計算Ver.11284,000円

サブスクリプション価格

対象製品初年度
サブスクリプション
契約
サブスクリプション
契約 1年
圧密沈下の計算Ver.11無償71,000円

サブスクリプションフローティング:製品定価の40%の113,600円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

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