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擁壁の設計・3D配筋 Ver.21がリリース
FORUM8新製品情報2021年7月:仮設土工スイート バンドル製品
擁壁工指針・標準設計・設計要領・道示IV・土地改良・宅地防災マニュアル・鉄道の各基準に準拠し、片持梁式(逆T型、L型、逆L型)、重力式(半重力式)、もたれ式、U型などの擁壁の自動設計、図面作成、設計調書出力を一連でサポートするプログラムです。常時からレベル2地震時までの安定計算および許容応力度法、限界状態設計法による部材照査をサポートします。レベル2地震時は震度法もしくは保有水平耐力法による照査を行います。
擁壁の形状を入力し、その計算結果から設計者の判断により最終形状を決定する方式に加え、形状・杭配置・配筋の自動決定機能により、効率的な設計を行えます。
一般図から配筋図、組み立て図、加工図、鉄筋表などの図面を一括生成し、簡易編集機能、SXF、DXF、DWG、JWW、JWC出力対応。電子納品対応として、Wordファイル出力、拡張子の変更、禁止文字対応、しおりの表示などをサポート。混合擁壁、待ち受け擁壁、落石防護擁壁、二段積み擁壁などの設計計算にも対応しており、Standardでは、U型擁壁の設計計算、図面作成にも対応しています。
また、「UC-1 Cloud 自動設計シリーズ 擁壁」で自動設計後に、データファイル(*.f8r)をエクスポートし、本製品で読み込み、詳細設計や計算書・図面の出力といった流れが可能です。
Lite | Standard | Advanced | |
---|---|---|---|
安定計算 | ○ | ○ | ○ |
許容応力度法 | ○ | ○ | ○ |
限界状態設計法 | ○ | ○ | ○ |
片持ち梁式、重力式、もたれ式、 ブロック積、混合擁壁、任意形 | ○ | ○ | ○ |
U型擁壁 | ○ | ○ | |
全体安定の検討 | ○ | ||
保耐法によるレベル2照査 | ○ | ||
杭種拡張 | ○ | ||
鉄道基準 | ○ | ||
改良深さ・改良幅計算 | ○ | ||
円弧すべり土圧 | ○ | ||
二点折れ切土土圧 | ○ | ||
複数土質時の土圧 | ○ |
仮設土工設計計算ソフトの最新情報を一冊に
擁壁の設計・3D配筋 Ver.21.0.0 改訂内容
- 複数土質での土圧算定に対応
- U型擁壁の内壁部材に対応
- 3Dパラメトリックツールに対応
プログラムの機能と特長
標準機能
荷重
下記荷重を考慮可能。
- 積載荷重(一様分布、任意分布、雪荷重)
- 衝突荷重
- 風荷重
- 土砂(前面、中詰、背面)
- 静水土圧(前面、内部、背面)
- 動水土圧(前面、内部、背面)
- 土圧(主働土圧、静止土圧、受働土圧)
- 任意荷重(鉛直方向、水平方向の集中荷重、分布荷重、モーメント荷重)
土砂形状
土圧算出式に対応する形状を任意形も含めた6タイプの中から選択可能で、多層地盤(2層)を検討することができます。
土圧
- 試行くさび法(改良試行くさび法)、クーロン式、岡部・物部式(修正岡部・物部式)、テルツァギー・ペック、任意土圧(係数、強度、合力)、静止土圧に対応。
- 試行くさび法では、仮想背面の多点折れ、上段擁壁を考慮した二段積み擁壁の土圧算出、載荷荷重による慣性力の有無指定に対応。
- クーロン式では、粘着力の考慮、一定勾配以外の荷重換算、砂防基準の見かけの震度に対応。
- 仮想背面は、堅壁背面、実背面、かかと端から検討可能で、土圧作用面は2点折れを考慮できます。
- 任意形状の場合は、任意に仮想背面を指定することもできます。
- 軽量盛土(EPS、FCB)による設計、側圧、軽量盛土後方の土圧の算出、上層部・中間部への配置に対応。
水圧、浮力/揚圧力
- 背面水圧、前面水圧に対応。また、危険水位の算出が可能。
- 内側水位による動水圧の考え方に吸引方向考慮可能。
- 浮力の考え方として、つま先版先端では前面水位から算出した水圧を用い、かかと版背面では背面水位から算出した水圧を用いて直線変化として算出。
- 任意形状の揚圧力算出に複雑な底面、水位差の設定が可能。
- 水位位置>躯体全高の影響を、水圧および水重、浮力に考慮可能。また、荷重ケースごとの土砂ブロック編集が可能。
基礎
- 杭配置および各部材の配筋の自動決定が可能。
- 直接基礎の場合、荷重の偏心・斜面の勾配などを考慮した地盤の支持力検討、受働抵抗力の影響・突起を考慮した滑動の照査が可能。
- 支持力照査では、地盤反力度と許容支持力の比較が可能で、適用基準(道示IV、設計要領、土地改良、大型ブロック積擁壁の上界法)に準拠した照査可能。支持力検討、滑動の照査では基準ごとに照査方法を切り替えられます。転倒の照査では、安全率と偏心量の照査が可能。
- 杭基礎の場合は許容支持力算出、杭本体の設計、杭頭と底版の接合部の照査が可能。底版剛体照査が可能。
- 「基礎の設計・3D配筋」と連動が可能。(U型を除く)
Lite版
1.落石防護擁
「落石対策便覧 H29年3月(日本道路協会)」を参考にした落石防護擁壁の照査に対応。
2.崩壊土による衝撃力
- 下記計算例を参考とした衝撃力と崩壊土砂を考慮した設計に対応。
- 計算例に基づいた崩壊土による堆積土圧・崩壊土による移動の力を考慮した計算が可能。
崩壊土砂による衝撃力と崩壊土砂量を考慮した待ち受け擁壁の設計計算例(全国地すべりがけ崩れ対策協議会)
Standard版
ストラット付きU型擁壁
- 掘割式U型擁壁で用いられる、側壁間にストラットを設けたストラット付きU型擁壁に対応。
- 側壁と底版、ストラット部材を一体として扱い、フレーム(骨組み)モデルで解析します。
- 側壁部材との結合方法は剛結合とピン結合から選択できます。ストラット部材は、部材断面およびブロック長当たりの本数を設定することで、自動的に自重などを単位幅当たりに換算して考慮します。またストラット部材に作用する荷重は任意荷重で自由に設定することができます。
- 任意荷重は鉛直荷重、水平荷重、モーメント荷重をストラット軸線上に作用させることが可能。
Advanced版
地震時保有水平耐力法によるレベル2地震時照査
「河川構造物の耐震性能照査指針」や「道路橋示方書」を参考に保耐法によるレベル2地震時照査に対応しています。保耐法の計算結果としては、安全性の検討・竪壁断面照査・底版断面照査を確認可能です。安全性の検討は結果判定を行うものではなく、浮き上がり限界状態と応答変位時の荷重状態・設計震度を表示します。判定に関しては、竪壁断面照査、底版断面照査ごとの耐力照査で行います。
杭種拡張
下記の拡張杭種の検討が可能となります。
- 鋼管ソイルセメント杭
- SC杭
- SC+PHC杭
- 回転杭
改良深さ・改良幅計算
擁壁工指針の記載を参考とした改良深さ・改良幅の計算に対応。
深さzにおける地中での鉛直地盤反力度および許容支持力を算出し、鉛直地盤反力度 ≦ 許容支持力となる最小のzを改良深さとして算出します。改良幅は、算出された改良深さおよび荷重の分散角を考慮して算出します。
適用基準および参考文献
適用基準
土工指針 | 公益社団法人 日本道路協会 道路土工 擁壁工指針 平成11年3月 |
---|---|
公益社団法人 日本道路協会 道路土工 擁壁工指針 平成24年7月 | |
道路橋示方書 | 公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 IV下部構造編 平成24年3月 |
公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 V耐震設計編 平成14年3月 | |
設計要領 | 東・中・西日本高速道路 設計要領 第2集 -擁壁編- 平成25年7月 |
東・中・西日本高速道路 設計要領 第2集 -カルバート編- 平成23年7月 | |
東・中・西日本高速道路 設計要領 第2集 -橋梁建設編- 平成25年7月 | |
標準設計 | 一般社団法人 全日本建設技術協会 土木構造物標準設計 第2巻 解説書(擁壁類) 平成12年9月 |
一般社団法人 全日本建設技術協会 土木構造物設計ガイドライン 平成11年11月 | |
農林水産省構造改善局 土地改良事業標準設計図面集「擁壁工」 平成11年3月 | |
土地改良 | 農業土木学会 土地改良事業計画設計基準設計「農道」基準書・技術書 平成17年3月 |
設計「水路工」基準・基準の運用・基準および運用の解説 平成26年3月 | |
宅地防災 | ぎょうせい 宅地防災マニュアルの解説 第二次改訂版 平成19年12月 |
大阪府建築都市部建築指導室 擁壁構造設計指針 平成14年5月 | |
鉄道基準 | 鉄道総合技術研究所 鉄道構造物等設計標準・同解説 土留め構造物 平成24年1月 |
鉄道総合技術研究所 鉄道構造物等設計標準・同解説 基礎構造物 平成24年1月 | |
鉄道総合技術研究所 鉄道構造物等設計標準・同解説 コンクリート構造物 平成16年4月 | |
鉄道総合技術研究所 鉄道構造物等設計標準・同解説 耐震設計 平成24年9月 | |
自治体基準 | 東京都 都市計画法・宅地造成等規制法・開発許可関係実務マニュアル 平成22年4月 |
横浜市 宅地造成の手引き 平成24年4月 | |
名古屋市 宅地造成工事技術指針 平成20年4月 | |
京都市 京都市開発技術基準 平成21年3月 | |
川崎市 宅地造成に関する工事の技術指針 平成22年10月 | |
広島市 広島市開発技術基準 平成21年4月 | |
札幌市 宅地造成の手引き 平成26年2月 | |
神戸市 宅地造成工事許可申請の手引き 技術基準編 平成23年4月 | |
大阪府 擁壁構造設計指針(改訂版) 平成26年4月 | |
福岡市 福岡市開発技術マニュアル 平成28年4月 | |
BIM/CIM基準要領 | 国土交通省 CIM導入ガイドライン(案) 令和2年3月 |
国土交通省 3次元モデル表記標準(案) 令和2年3月 | |
CAD | 国土交通省 CAD製図基準 平成29年3月 |
NEXCO CADによる図面作成要領(案) 平成29年9月 | |
土木学会 土木製図基準 平成15年5月 |
参考文献
- 公益社団法人 日本道路協会 落石対策便覧 平成29年12月
- 公益社団法人 日本道路協会 杭基礎設計便覧 平成19年1月
- 公益社団法人 土木学会四国支部 大型ブロック積擁壁 設計・施工マニュアル 平成16年6月
- 公益社団法人 日本河川協会 建設省河川砂防技術基準(案)同解説 設計編[1] 平成9年10月
- 現代理工学出版 もたれ式・ブロック積擁壁の設計と解説 平成2年3月
- 理工図書 続・擁壁の設計法と計算例 平成10年10月
- 財団法人 林業土木コンサルタンツ 森林土木構造物標準設計 擁壁I 平成9年3月
- 公益社団法人 土木学会 [2002年制定]コンクリート標準示方書 構造性能照査編 平成14年3月
- 理工図書 EPS工法 発泡スチロール(EPS)を用いた超軽量盛土工法 平成10年8月
製品価格
擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Advanced | 360,000円(税別) |
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擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Standard | 290,000円(税別) |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Lite | 198,000円(税別) |
擁壁の設計・3D配筋(中国基準) | 632,000円(税別) |
フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。
擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Advanced | 144,000円(税別) |
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擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Standard | 116,000円(税別) |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Lite | 79,200円(税別) |
擁壁の設計・3D配筋(中国基準) | 252,800円(税別) |
サブスクリプション価格
対象製品 | 初年度 | 1年 |
---|---|---|
擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Advanced | 無償 | 144,000円(税別) |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Standard | 116,000円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Lite | 79,200円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋(中国基準) | 126,400円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Advanced フローティング | 201,600円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Standard フローティング | 162,400円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.21 Lite フローティング | 110,880円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋(中国基準) フローティング | 176,960円(税別) |
サポート内容
- バージョンアップ無償提供
- 電話問い合わせテクニカルサポート
- 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
- ダウンロードサービス
- 保守情報配信サービス
本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。