擁壁の設計・3D配筋 Ver.23がリリース

FORUM8新製品情報2023年9月:仮設土工スイート バンドル製品

擁壁工指針・標準設計・設計要領・道示IV・土地改良・宅地防災マニュアル・鉄道の各基準に準拠し、片持梁式(逆T型、L型、逆L型)、重力式(半重力式)、もたれ式、U型などの擁壁の自動設計、図面作成、設計調書出力を一連でサポートするプログラムです。

常時からレベル2地震時までの安定計算および許容応力度法、限界状態設計法による部材照査をサポートします。レベル2地震時は震度法もしくは保有水平耐力法による照査を行います。

製品構成
 LiteStandardAdvanced
安定計算
許容応力度法
限界状態設計法
片持ち梁式、重力式、もたれ式、ブロック積、混合擁壁、任意形
U型擁壁 
全体安定の検討  
保耐法によるレベル2照査  
杭種拡張  
鉄道基準  
改良深さ・改良幅計算  
円弧すべり土圧  
二点折れ切土土圧  
複数土質時の土圧  
縦断変化点毎の検討  
フーチング尻下がりの照査  

仮設土工設計計算ソフトの最新情報を一冊に

仮設土工設計計算ソフトの最新情報を一冊にまとめた資料をご用意しています。無料ですので、お気軽にお取り寄せください。

資料ダウンロードお申し込み

Ver.23.0.0 改定内容

  1. 躯体底面傾斜時の滑動、地盤反力照査に対応(Advanced版)
  2. U型内部土圧の試行くさび法に対応(Standard版)
  3. 天端張出前壁の部材照査に対応(Lite版)
  4. 天端張出上の土砂、土圧計算に対応(Lite版)

躯体底面傾斜時の滑動、地盤反力照査対応

躯体底面の傾斜(フーチングの尻下がり)を考慮した滑動および地盤反力の照査に対応しました。

擁壁工指針では、もたれ式擁壁の擁壁自体の安定性の照査として、擁壁底面に傾斜を設けることは滑動に対する安定を高めるのに有効であることが記載されています。「擁壁の設計・3D配筋」でも底面が傾斜した形状として「もたれ式-Cタイプ」を規定形状としてご用意しており、上記の傾斜を考慮した安定計算にも対応していますが、擁壁工指針ではもたれ式擁壁を前提とした記載であることから、逆T型や重力式などの他形状では対応を見合わせていました。

しかしながら、本手法については混合擁壁などの一部計算例での採用例もあることや、現場の状況などより設計者の判断で柔軟に設定できるべきとのご意見も寄せられていたことから、Ver.23では『森林土木構造物標準設計 平成10年3月(林業土木コンサルタンツ)』の混合擁壁(16型式 TW-L-N)の計算例などを参考として、底面の傾斜を考慮した安定計算を他形状でも採用できるように対応しました。

図1:躯体の底面傾斜

滑動に対する安定の照査では、底面傾斜を考慮せずに集計した合力Rを、下記式にて尻下がり面に沿って分解した値を用いて照査します。

鉛直成分:ΣN'=R・sin(θ+β)
水平成分:ΣH'=R・cos(θ+β)

地盤反力の検討においては、底面傾斜による鉛直力および曲げモーメントの増加分を考慮して照査します。

U型内部土圧の試行くさび法対応

試行くさび法によるU型擁壁の内部土圧の算定に対応しました。

擁壁工指針では、常時の作用に対する部材の安全性の照査に用いる土圧は、U型擁壁では一般に静止土圧を用いるのが良いとされており、また、地震動の作用に対する照査に用いる土圧としては地震時土圧(修正物部・岡部式)を考慮することが記載されています。「擁壁の設計・3D配筋」でも、初期状態ではこれらの記載に準拠した計算を行います。しかしながら、擁壁工指針ではU型以外の地震時土圧の考え方としては、試行くさび法を基本としています。これまでは内部土圧の算定式としては試行くさび法を用いることはできませんでしたが、設計者の判断で柔軟に検討できるように、試行くさび法で算定できるように対応しました。試行くさび法による内部土圧の算定手法は一般的な基準では明確にされていないため、本製品では底版上面と反対側の側壁面を切土面とみなして、擁壁工指針に記載の一点折れ切土算定の考え方に準じて算出しています。

図2:試行くさび法によるU型内部土圧

仮想すべり面の角度を変化させることでトライアル計算を行い、算出された中で最大の土圧を主働土圧として採用します。仮想すべり面が反対側の側壁面と交わる場合は、壁面と交わった点から壁面に沿って折れ曲がるような滑りが生じると考え、内力Xと土塊重量W1、地盤からの反力R1が釣り合う条件の下で作成した連力図を解いて土圧合力Pを求めます。

図3:U型内部土圧の連力図

天端張出前壁の部材照査、天端張出上の土砂、土圧計算対応

天端張出前壁の部材照査および天端張出上の土砂を考慮できるように対応しました。

これまでのバージョンでも、天端張出形状や張出床版の部材照査を行うことは可能でしたが、Ver.23ではそれらに加えて、天端張出前壁の部材照査に対応しました。また、これまで考慮できなかった天端張出上の土砂(図4濃茶色)についても、設定できるように拡張しています。張出上の土砂設定時には、その土砂重量だけでなく、前壁背面に作用する土圧を算定できます。

さらには張出床版の部材照査においても、張出上の土砂の影響を考慮できるように対応しました。土砂の重量は鉛直力として考慮し、前壁に作用する土圧については、その水平成分によるモーメントが伝達するものとして計算します。

図4:天端張出前壁、張出上の土砂

適用基準および参考文献

適用基準

土工指針
  • 社団法人 日本道路協会、道路土工 擁壁工指針 平成11年3月
  • 社団法人 日本道路協会、道路土工 擁壁工指針 平成24年7月
道路橋示方書
  • 社団法人 日本道路協会、道路橋示方書・同解説 IV下部構造編 平成24年3月
  • 社団法人 日本道路協会、道路橋示方書・同解説 V耐震設計編 平成14年3月
設計要領
  • 東・中・西日本高速道路、設計要領 第2集-擁壁編-平成28年8月
  • 東・中・西日本高速道路、設計要領 第2集-擁壁編・カルバート編-令和元年 7月
  • 東・中・西日本高速道路、設計要領 第2集-擁壁編・カルバート編-平成18年 4月
  • 東・中・西日本高速道路、設計要領 第2集-橋梁建設編-平成28年 8月
  • 東・中・西日本高速道路、設計要領 第2集-橋梁建設編-平成18年 4月
標準設計
  • 社団法人 全日本建設技術協会、土木構造物標準設計 第2巻 解説書(擁壁類)平成12年9月
  • 社団法人 全日本建設技術協会、土木構造物設計ガイドライン 平成11年11月
  • 農林水産省構造改善局、土地改良事業標準設計図面集「擁壁工」 平成11年3月
土地改良
  • 農業土木学会、土地改良事業計画設計基準設計「農道」基準書・技術書 平成17年3月
  • 農林水産省農村振興局整備部設計課、土地改良事業計画設計基準および運用・解説
  • 設計「水路工」基準・基準の運用・基準および運用の解説 平成26年3月
  • 農林水産省農村振興局、土地改良事業計画設計基準 設計「水路工」基準書・技術書 平成13年2月
宅地防災
  • ぎょうせい、宅地防災マニュアルの解説 第三次改訂版 令和4年4月
  • ぎょうせい、宅地防災マニュアルの解説 第二次改訂版 平成19年12月
  • 大阪府建築都市部建築指導室、擁壁構造設計指針 平成14年5月
鉄道基準
  • 鉄道総合技術研究所、鉄道構造物等設計標準・同解説 土留め構造物 平成24年1月
  • 鉄道総合技術研究所、鉄道構造物等設計標準・同解説 基礎構造物 平成24年1月
  • 鉄道総合技術研究所、鉄道構造物等設計標準・同解説 コンクリート構造物 平成16年4月
  • 鉄道総合技術研究所、鉄道構造物等設計標準・同解説 耐震設計 平成24年9月
森林土木
  • 高知県版 森林土木構造物標準設計(擁壁編)平成27年10月
  • 財団法人 林業土木コンサルタンツ、森林土木構造物標準設計 擁壁I 平成9年3月
自治体基準
  • 東京都、都市計画法・宅地造成等規制法・開発許可関係実務マニュアル 平成22年4月
  • 横浜市、宅地造成の手引き 平成24年4月
  • 名古屋市、宅地造成工事技術指針 平成20年4月
  • 京都市、京都市開発技術基準 平成21年3月
  • 川崎市、宅地造成に関する工事の技術指針 平成22年10月
  • 広島市、広島市開発技術基準 平成21年4月
  • 札幌市、宅地造成の手引き 平成26年2月
  • 神戸市、宅地造成工事許可申請の手引き 技術基準編 平成23年4月
  • 大阪府、擁壁構造設計指針(改訂版)平成26年4月
  • 福岡市、福岡市開発技術マニュアル 平成28年4月
BIM/CIM基準要領
  • 国土交通省 3次元モデル成果物作成要領(案)令和3年3月
  • 国土交通省 CIM導入ガイドライン(案)令和2年3月
  • 国土交通省 3次元モデル表記標準(案)令和2年3月
CAD
  • 国土交通省 CAD製図基準 平成29年3月
  • NEXCO CADによる図面作成要領(案)平成29年9月
  • 土木学会 土木製図基準 平成15年5月

参考文献

  • 林道技術基準の解説・参考(溶込版)令和3年3月
  • 社団法人 日本道路協会、落石対策便覧 平成29年12月
  • 社団法人 日本道路協会、杭基礎設計便覧 平成27年3月
  • 社団法人 土木学会四国支部、大型ブロック積擁壁 設計・施工マニュアル 平成16年6月
  • 社団法人 日本河川協会、建設省河川砂防技術基準(案)同解説 設計編[1]平成9年10月
  • 現代理工学出版、もたれ式・ブロック積擁壁の設計と解説 平成2年3月
  • 理工図書、続・擁壁の設計法と計算例 平成10年10月
  • 社団法人 土木学会、[2002年制定]コンクリート標準示方書 構造性能照査編 平成14年3月
  • 理工図書、EPS工法 発泡スチロール(EPS)を用いた超軽量盛土工法 平成10年8月

製品価格

擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Advanced360,000円(税別)
擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Standard290,000円(税別)
擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Lite198,000円(税別)
擁壁の設計・3D配筋(中国基準)632,000円(税別)

フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。

擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Advanced144,000円(税別)
擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Standard116,000円(税別)
擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Lite79,200円(税別)
擁壁の設計・3D配筋(中国基準)252,800円(税別)

サブスクリプション価格

対象製品初年度1年
擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Advanced サブスクリプション無償144,000円(税別)
擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Standard サブスクリプション116,000円(税別)
擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Lite サブスクリプション79,200円(税別)
擁壁の設計・3D配筋(中国基準) サブスクリプション126,400円(税別)
擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Advanced サブスクリプションフローティング201,600円(税別)
擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Standard サブスクリプションフローティング162,400円(税別)
擁壁の設計・3D配筋 Ver.23 Lite サブスクリプションフローティング110,880円(税別)
擁壁の設計・3D配筋(中国基準) サブスクリプションフローティング176,960円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

仮設土工スイート 製品情報