2021年9月1日「Mastercam 2022」がリリース!

新機能・強化機能が多数。世界最高水準の3D CAD / CAMシステムの最新版

株式会社ゼネテックは2021年9月1日に、世界をリードする3D CAD / CAMソフトウェアの最新バージョン「Mastercam 2022」をリリースする。

Mastercam 2022は多軸加工機能を強化し、より柔軟でインテリジェンスなツールパスの作成が可能になった。また2D加工ユーザー向けに上位ライセンスの機能を一部開放し、3Dモデルからの最適な荒取り加工ができるように機能区分が見直されている。そのほかにもモデリング機能の進化、ツールパス設定の自動化推進など、よりオペレーターの負担を軽減しつつ効率の良い加工プログラムの作成が可能になった。Mastercam 2022の多くの新機能は、世界中のユーザーと工作機や工具メーカーからの情報のフィードバックに焦点を当てて開発されている。主な新機能トピックスは次のとおり。

3D High Speed 最適荒取りがMillライセンスで利用可能に

Mill-3D用の荒取りツールパスである「ダイナミック最適荒取り」がMillライセンスで使用可能に。ソリッド、サーフェスモデルを対象として、ダイナミックモーションを利用した荒取りが作成できる。

多軸ユニファイドツールパス

新しい多軸ユニファイドツールパスでは、ツールパスパターンを生成するためにさまざまな図形を選択できる。チェインを使用して切削パターンの制御や、二つのサーフェス間で徐辺した軌跡を生成するなど、4種類のドライブパターン(自動、曲線、サーフェス、平面)が選択できる。

多軸バリ取り強化

好評を頂いている多軸バリ取りツールパスが強化された。新しい機能である「エッジに沿った切削数」で、バリ取りツールパスに複数切削を追加しエッジ丸めや、フラットなどバリ取りされるパーツ上に高品質のエッジを作成する。

2D加工領域の自動チェイン

2D-HSTの加工領域選択が強化された。加工する位置を指定する際に「自動領域」機能を使用すると「加工」「エアーカット」あるいは「回避領域」を自動的に作成できる。これにより複雑な加工形状であっても操作時間の短縮と図形の選択ミスを大幅に削減できる。