Metal X

金属部品の製造プロセスにイノベーションを起こす3Dプリンター

Metal XはMarkforged社が開発した造形技術を実装した金属3Dプリンターです。2千万円台と樹脂プリンター並みの設備コストも魅力の一つです(注1) 。

「表面はソリッド形状、中はラティス構造状」という従来にないラティス構造に造形するため、見た目は製品そのままに金属部品の軽量化を行えます。また金属パウダーを使用しないため、材料交換が容易な点や安全面にも配慮しています。

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独自の造形技術「ADAM」

Markforgedが開発した「ADAM(Atomic Diffusion Additive Manufacturing)」とは、3D造形技術と金属射出成形技術を組み合わせた全く新しい金属部品の製造手法です。

  1. CADデータからのSTLをアップロードし、金属の種類を選択するだけで付属ソフトウェア「Eiger」が簡単に造形データを作成。
  2. 金属粉とバインダーの材料から、FDM方式で精緻なパーツを積層造形。焼結時の収縮を見込んだサイズをEigerが自動計算。
  3. 造形物の余分なバインダーを除去した後、炉に入れ焼結処理を行い、強固な金属パーツに仕上げる。
  4. 焼結完了後、約97%の密度の金属パーツとなる(17-4 PH Stainless Steelの場合)。完成後に通常の金属加工を施すことも可能。

金属3Dプリンターに注目が集まる背景と最新装置「Metal X」

WASH-1 (ウォッシャー)

WASH-1は造形物からバインダーを脱脂するための付帯設備で、全てのメタル材料に対応しています。日本国内で市販されている洗浄液をご利用いただけます。

WASH-1

SINTER-1 (焼結用の炉)

SINTER-1はMetal Xで造形したグリーンパーツを脱脂後、焼結し最終的な高密度の金属部品に仕上げるための炉です。約30年の実績のあるMIM(メタル・インジェクション・モールディング)技術に基づいて、小・中サイズのパーツの炉として、Markforged社が開発しました。

SINTER-1