中央のリブ周辺の冷却を強化するため、リブを囲うように冷却配管を配置。配管の内部にも切削を行って面粗さを向上させ、φ1.2mm(ミリメートル)の管内へ十分な量の冷媒を流している。なお、周囲に配置された多数のリブもOPM250Lの一工程で全て加工した。
OPM250L 造形サンプル
EV用コネクター
造形(焼結)時間 | 15時間 |
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切削時間 | 28時間 |
合計時間 | 43時間 |
造形物サイズ | 60×40×Z 40mm |
材質 | マルエージング鋼 |
使用工具 | φ1、φ2mmボールエンドミル |
スイッチボックス
冷却が不足しやすい突起部に螺旋構造の冷却配管を設置して、通常の噴水式やバッフル式冷却よりも高い冷却効率を実現。成形品全体を均等に冷却する配管を周囲に配置して、変形を抑制させた。
造形(焼結)時間 | 17時間 |
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切削時間 | 25時間 |
合計時間 | 42時間 |
造形物サイズ | 120×70×Z 73mm(プレートサイズ含む) |
材質 | マルエージング鋼 |
使用工具 | φ1、φ2mmボールエンドミル φ1mmフラットエンドミル |
ダクト形状コア
OPM250Lは一般の工作機械では加工できない、湾曲形状内部にも螺旋構造配管設計ができる。深リブ形状を含む外形の高精度加工と内部の螺旋構造加工をOPM250Lのみで両立させた。
造形(焼結)時間 | 16時間 |
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切削時間 | 43時間 |
合計時間 | 59時間 |
造形物サイズ | 92.1×36.3×Z 33mm |
材質 | マルエージング鋼 |
使用工具 | φ1、φ2mmボールエンドミル |
円筒型フィンコア
深リブに取り囲まれた円筒の中央部分にも十分な量の冷却配管を設置し、先端部に対する高い冷却効果を発揮。多数のリブもOPM250Lの切削加工だけで仕上げることができ、加工工程が大幅に集約できた。
造形(焼結)時間 | 29時間 |
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切削時間 | 67時間 |
合計時間 | 96時間 |
造形物サイズ | 79.6×39.8×Z 61mm |
材質 | マルエージング鋼 |
使用工具 | φ1、φ2mmボールエンドミル φ1、φ4mmフラットエンドミル |