Geomagic Design Xの詳しい情報は、次の製品情報にてご確認ください。また、3Dスキャナーのご不明点やお困りごとがありましたら、大塚商会までお気軽にご相談ください。
【比較】Geomagic 自動面生成 ~メッシュからサーフェス面化~
Geomagic3種類のソフトはどのような自動面を生成するのか違いを検証!
メッシュデータをCADで使えるようにするには、サーフェス面化する必要があり、この行程を自動で行う「自動面生成機能」はGeomagicシリーズに搭載されています。
Geomagicシリーズは3種類のソフトウェアあり、それぞれどのような自動面を生成するのかを花びらのスキャニングデータを元に比較しました。
Geomagic Design Xでの自動面生成
Design Xには、2通りの自動面生成の方法があります。
- 形状が有機的か機械的か、面の構成数をある程度指定したうえでサーフェス面を自動生成する方法。
- 形状から輪郭線を抽出し、それを元にサーフェス面を自動生成する方法。
Geomagic Wrapでの自動面生成
WrapもDesign Xと同様に2通りの方法がありますが、今回は輪郭線を抽出してから自動面を生成する方法をご紹介します。
Freeform Plusでの自動面生成
Freefrom Plusはサーフェス面を自動生成する方法のみになります。
【比較】各ソフトの自動面生成を検証
Geomagic Design X、Wrap、Freeform Plusで自動面を生成したデータの容量を比較してみましょう。Freeform Plusによる自動面生成が約95MBと重くなり、Wrapによる輪郭線抽出が9MBと最も軽い結果になりました。
また、Design XとWrapは四角パッチで構成されていますが、Freeform Plusだけほかのデータと違い、多角形のパッチが含まれています。
【まとめ】Geomagicによる自動面生成
Geomagicのソフトごとに特長のある自動面が生成されることが分かります。これらを踏まえ、形状によって使い分けしていくことが必要です。
- 有機形状の場合には、多角形のパッチで滑らかな面が張れるFreeform Plusを使用するとよい。
- 機械的な形状の場合には、精密度を考慮するとDesign Xを使用した方がよい。