実は建設業界で最もクラウドサービスが求められている

クラウドサービスはどの業界で求められていると思いますか?製造業、建設業、土木業?

答えは建設業です。次のグラフはオートデスクが提供している情報共有クラウドサービス・A360 Teamを通じて、どの業界の企業がアクセスしているのかをまとめたものです。上位3業界はArchitecture、Engineering、Constructionと、建設業界で最もクラウドサービスが求められている結果となっています。その次に、Buildings、Civil Infrastructureと土木業界が続いていますね。

もともと、建設業界では関係者間での情報共有のためにさまざまなツールを駆使してきている背景もあり、積極的にサービスを活用しようとしているのかもしれません。

クラウドサービスを活用する理由

解析や高度なレンダリングをやろうと思うと、現状お使いのハードウェアだとスペックが足りないなど制限を受けることがあります。クラウドサービスを活用すると、圧倒的なコンピューターパワーを利用できる、いつでもどこからでもプロジェクトファイルにアクセスできる、簡単に取引先とのコラボレーションができるといったメリットがあります。

オートデスクもさまざまなクラウドサービスをご提供していますが、その中でも建設・土木業界向けのサービスをご紹介します。

BIMの利用で活躍するオートデスク クラウドサービス

A360 Rendering

A360 Renderingはまるで写真のようなCG画像をクラウド上で短時間に提供するサービスです。

対象物をセンターに置いた状態で、カメラ位置を360度回転させてレンダリングし、動画(mp4)に変換するターンテーブルレンダリング機能や内観を360度見渡すようなパノラマレンダリング機能も活用できます。

対象物をセンターに置いた状態で、カメラ位置を360度回転させてレンダリングし、動画に変換するターンテーブルレンダリング機能

Lighting analysis for Revit

Autodesk Labsより提供中のLEED基準による照度分析アドオン。A360の照度分析レンダリングを流用しています。

Solar analysis for Revit

Autodesk Labsより提供中のLEED基準による日照分析アドオン。各ポイントに対しての日照数値をExcel化しCSVファイルにて書き出しできます。階別にも算出が可能です。

  • * マスモデルに対してのみ有効。

CIMの利用で活躍するオートデスク クラウドサービス

Autodesk InfraWorks 360

Autodesk InfraWorks 360は3次元地形モデルをスピーディーに作成できるサービスです。計画案をファイルの中でストックできるため、複数の計画案を比較しやすく、メンバーと情報共有しやすいという特長があります。

Autodesk InfraWorks 360は次のようなシミュレーションを行える分析サービスがあります。

コリドー最適化例えば、A地点とB地点とのポイントを選ぶと、その2点間で最もコストが安くベストなルートを自動で計算してルート案を出してくれる。
適性マップルートを通すうえで難しい部分を計算し、色分けして表示するサービス。コリドー最適化と組み合わせて、判断しながら最適なルートを導き出していく。
縦断最適化サービス道路を設計する際に最適な縦断ルートを計算して案を出してくれる。道路の中心線に沿って建設費や土木工事費などを加味した状態で計算し、結果を返してくれる。
交通シミュレーション交差点などの信号機の制御や右折、左折、直進などの条件を元に、クラウドで計算して分析した結果が反映されて、道路網の計画段階での交通シミュレーションを行える。

Autodesk ReCap 360

Autodesk ReCap 360はさまざまな角度から撮影した撮った写真を元に3次元のデータを作成するサービスです。UAVにカメラを取り付けて撮影し、Autodesk ReCap 360で読み込み、クラウドで処理をさせ、3次元データを作成するといった使い方ができます。

どの業界でも活躍するA360 Viewer

A360 Viewerはオンライン上で約50種類のファイル形式(注1)のデータを閲覧できるサービスです。オートデスクのファイルフォーマットだけではなく、中間ファイルフォーマットはもちろん、他社のCADフォーマット(SOLIDWORKS、Pro/ENGINEERなど)にも対応しています。

アップロードしたファイルは30日間キープできるため、アップロードした先のURLを保存しておけば、後日の閲覧や情報共有に利用できます。

  • (注1)対応フォーマット:DWF、DWG、IFC、IGES、JT、STEP、STLなど(2015年4月時点)。ほかのフォーマットについては後記の資料請求よりお問い合わせください。

A360 Viewerは使い方が簡単

A360 Viewerの使い方はドラッグ&ドロップでファイルをアップロードするだけで、ブラウザー上でファイルを閲覧できます。アップロードしたデータを共有することもできます。

赤枠内にデータをドラッグ&ドロップしてアップロードするだけ

A360 Viewerは無償、アカウントの登録不要

A360 Viewerは無償、アカウントの登録不要のクラウドサービスです。次のメーカーサイトよりご利用になれます。

A360 Viewer

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