クラウド技術は、データの保存、共有、アクセスを容易にし、プロジェクト管理の効率化を図るためにますます重要な役割を果たしています。昨年度は、特にゼネコンでの採用が増え、協力会社などプロジェクトメンバー間、現場やオフィス間など、コミュニケーションが円滑に進みました。
今年の建設業界のIT投資・DX戦略のヒントが見つかる5日間「実践ソリューションフェア2025」
2025年の建設業界におけるIT投資のトレンドは?
「2025年は建設業界にとってどのような年になるのか」
そのような想いを胸に新年度の仕事を始めた方はたくさんおられるかと思います。少子高齢化による人手不足、働き方改革、そして、ますます加速するDX化。建設業界を取り巻く環境は、かつてないほど変化しています。これらの課題を解決し、未来の建設業界を牽引するためには、IT技術の導入がより求められるようになるでしょう。
実践ソリューションフェア2025で建設業界の動向を把握して、DX戦略を!
大塚商会が主催する「実践ソリューションフェア2025」は、BIM、AI、クラウドなど、建設業界における最新のITトレンドをいち早くキャッチアップできるイベントです。各分野のプロフェッショナルを招いてのセミナーも開催!
2025年の建設業界におけるIT投資のトレンドは?
1.クラウド技術の普及
2.AIと機械学習の活用
人工知能(AI)と機械学習は、データ分析、予測保守、リスク管理などの分野で活用され、昨年は建設プロジェクトの効率と安全性の向上を目的に試験的に採用された年でした。AIは、設計の最適化や施工の自動化にも寄与し、労働力不足の解消にも役立つことでしょう。
3.施工BIMの導入
BIM/CIMデータのAR / MR / VR活用がさらに進化し、昨年はロボティクスへの試行も活発だった年でもありました。それらの目的は施工の精度と効率を高める事であり、現場でのミスや手戻りの減少、コスト削減や工期短縮が進んでいます。
4.サイバーセキュリティの強化
デジタル化が進む中で、昨年はサイバーセキュリティの重要性も増した年でした。建設業界では、機密情報やプロジェクトデータを保護するためのセキュリティ対策が不可欠あることが再認識され、2025年はより高度なセキュリティソリューションが導入されることが期待されます。
これらのトレンドは、建設業界がIT投資を成功させ、デジタルツールの費用対効果を最大化するための重要な指針となるでしょう。他社の動向を把握し、最新の技術を効果的に導入することで、競争力を維持し、業界の変化に迅速に対応することが求められます。
設計部・工事部におけるデジタルツール導入の傾向
1.BIM/CIMは社内展開するフェーズへ
多くの設計事務所・ゼネコンでは、BIMを導入することで、設計施工プロセスの効率化と精度向上を実現しています。BIM/CIMツールへの基本的な理解が深まり、次のステップアップに向けて、運用ルールの策定や人材育成への取り組みが導入事例として挙げられることも多くなっています。
2.クラウドベースのプロジェクト管理ツール
大手ゼネコンの工事部では、クラウドベースのプロジェクト管理ツールを導入しました。その背景の一つには、昨年適用された時間外労働の上限規制への対応や人手不足への対策がありました。新しい世代にとって、デジタルツールは働き易い職場作りの大きな役割を担っています。
3.AIを活用したリスク管理システム
ある大手ゼネコンでは、AIを活用したリスク管理システムを導入しました。このシステムは、過去のプロジェクトデータを分析し、潜在的なリスクを予測することで、事前に対策を講じることができます。これにより、プロジェクトの安全性が向上し、予期せぬトラブルを未然に防ぐことができました。
4.モバイルアプリによる現場管理
中規模の建設会社では、現場管理のためのモバイルアプリを導入しました。このアプリを使用することで、現場作業員がリアルタイムで作業報告を行い、進捗状況を即座に確認できるようになりました。比較的、導入が簡単で運用もスムーズであるモバイルアプリの特長とも言えます。
ネイティブデジタル世代の働き方とその影響
ネイティブデジタル世代、すなわちデジタル技術が当たり前の環境で育った世代が、建設業界においても重要な役割を果たし始めています。「この世代の働き方が自社の業績や将来の発展に大きく影響してくる」と言われています。
マネジメントに関わる方はもちろんのこと、実際にデジタルツールを使い、DXを実践する担当者が同じ目標に向かって取り組むことが重要です。
実践ソリューションフェア2025で建設業界の動向を把握して、DX戦略を!
実践ソリューションフェア2025は建設業界にとっても、最新のIT投資とD戦略を探るための重要なイベントです。各分野のプロフェッショナルが、最新のIT動向や実践的なソリューションをご紹介します。
- 最新技術の情報収集と導入に向けた促進検討の場として:クラウド、BIM/CIM、施工BIM、AIなどの先進技術をセミナーや展示コーナーでご紹介します。
- 業界動向の把握:ご紹介するソリューションは、2025年の建設業界の動向が背景にあります。市場変化への対応、競争力の維持にお役立てください。
- 導入事例の共有:他社の取り組み事例は今後のIT投資やDX戦略におけるリスクを最小限に抑え、費用対効果を最大化するためのヒントです。
「実践ソリューションフェア2025」は、建設業界の設計部や工事部、そしてIT戦略ご担当者にとって、非常に有益な情報を提供する場です。皆さまのご参加・ご来場をお待ちしています。