ラティスのXVL Web3D Managerとシムトップスの「i-Reporter」とが連携 ~3Dアニメーションで作業指示、実績もそのまま記録~

製造業における人手不足の深刻化と外国人労働者の増加に伴い、直感的で分かりやすい作業指示と確実なトレーサビリティの両立が急務となっています。超軽量3Dフォーマット「XVL」および関連ソフトウェアの開発・販売を手がけるラティス・テクノロジー株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長CEO:鳥谷浩志、以下:ラティス)は、ラティスのWeb3Dソリューション「XVL Web3D Manager」と、株式会社シムトップス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:水野貴司、ホームページ:https://cimtops.com/、以下:シムトップス)が開発・提供する、現場帳票システム「i-Reporter」との連携機能をリリースいたします。

本連携により、XVL Web3D Managerの画面上で3Dアニメーションによる組み立て作業指示を確認し、同じ画面から作業実績を入力すると、そのデータがi-Reporterの帳票管理基盤である「ConMas Server」に自動で記録、帳票発行されるようになります。作業者は3D画面から離れることなく作業指示の確認と実績入力を完結でき、製造現場におけるペーパーレス化と作業品質の向上を同時に実現します。

【YouTube】XVL Web3D Managerとi-Reporter、連携開始! 3Dアニメーションで作業指示、実績もそのまま記録

製造現場が直面する「伝わらない作業指示」と「記録作業の分断」

製造業では、少子高齢化による熟練工の退職と労働力不足が加速し、外国人労働者の活用や新人の早期戦力化がこれまで以上に求められています。経済産業省の調査によれば、製造業の人手不足は年々深刻化しており、多くの工場が技能伝承と品質維持の両立に課題を抱えています。こうした状況下で、従来の紙ベースの作業標準書(SOP)には限界が見えています。

2Dの図面やテキスト中心の指示書では、組み立て手順の空間的な理解が難しく、言語や経験の壁が作業ミスにつながるケースが少なくありません。さらに、作業指示の確認と作業実績の記録が別々のシステムで行われている現場では、転記ミスや記録漏れが発生しやすく、トレーサビリティの確保が困難でした。こうした課題を解消するため、ラティスとシムトップスは両社の技術を連携させ、3D作業指示と実績記録を一つの画面で完結させるソリューションを実現しました。

連携機能の概要

本連携機能は、ラティスの「XVL Web3D Manager」とシムトップスの「i-Reporter」(ConMas Serverを含む)をAPI連携で接続します。作業者が操作するのは「XVL Web3D Manager」の画面のみで、3Dモデルの閲覧から作業実績の入力までを一つの画面で完結。入力された実績データはバックエンドでConMas Serverに送信・蓄積される仕組みです。

1.3Dアニメーションによる直感的な作業指示(XVL Web3D Manager上で閲覧)

ラティスが開発した「XVL」技術により、CADデータを超軽量化した3Dモデルを「XVL Web3D Manager」のブラウザー画面上に表示します。作業者は3Dモデルを自由に回転・拡大しながら、アニメーションで再生される組み立て手順を確認できます。言語に依存しない視覚的な指示により、外国人労働者や新人でも直感的に作業内容を理解できます。

2.作業実績のリアルタイム記録(XVL Web3D Manager上で入力→ConMas Serverに自動送信)

VRに没入しながらも手元や周囲の確認ができる高解像度のカラー・パススルー機能により、作業者は「XVL Web3D Manager」の同じ画面上で、作業時間・OK / NG判定・締め付けトルク値などの実績データを直接入力できます。

入力された実績データは、i-Reporterの帳票管理基盤である「ConMas Server」にリアルタイムで自動送信され、データの蓄積と同時に、入力済みの帳票が自動で発行されます。作業者が別のシステムを開く必要はなく、Web3D Application上で全てが完結します。

3.トレーサビリティの確保(ConMas Serverでデータを一元管理)

ロット情報や工程情報と紐付けた作業実績が自動的にConMas Serverに記録されるため、「いつ・誰が・何を・どの手順で作業したか」を一元的に追跡できます。品質監査やトラブル発生時の原因特定を迅速に行える基盤を提供します。

導入が想定される活用シーン

活用シーン概要
セル生産型の組み立て作業3Dアニメーションで組み立て手順を表示しながら各工程の実績を記録
外国人労働者への作業指示言語に依存しない3Dビジュアルで作業内容を伝達。ミスを未然に防止
新人の早期戦力化熟練工のノウハウを3Dアニメーションに集約し、OJT期間を短縮
品質検査工程(将来展開)検査ポイントを3Dモデル上で可視化し、検査実績を帳票に記録

株式会社シムトップスからのエンドースメント

製造業において、設計情報を現場で正しく、分かりやすく伝え、確実な作業実績として収集・蓄積・活用していくことは、品質向上と継続的な改善のために極めて重要です。ラティス・テクノロジー株式会社のXVLは、軽量で扱いやすい3Dデータを活用し、製造現場における分かりやすい指示と情報共有を実現する優れたソリューションです。そこに、i-Reporterによる現場実績の収集・記録・蓄積が加わることで、設計と製造、そして改善活動をより密接につなぐことができると期待しています。

また、現場で日々蓄積される正確で構造化されたデータは、将来のAIを活用した改善提案や品質向上、高度な分析・予兆把握を実現していくうえでの重要な基盤となります。XVLによる分かりやすい製造指示と、i-Reporterによる現場データの収集・蓄積・活用を組み合わせることで、製造現場の知見を次の改善と品質改良へとつなげ、より高度なモノづくりへ進化させていけるものと考えています。

両社の連携により、製造現場における作業の確実性向上、品質改善のスピード向上、設計部門への迅速なフィードバック、そして将来のAI活用を見据えたデータ基盤の整備を実現し、製造業のDX推進に新たな価値を提供してまいります。今後も両社で力を合わせ、お客様の現場変革とグローバルなモノづくりの進化に貢献してまいります。

株式会社シムトップス 代表取締役 CEO 水野 貴司様

今後の展望

ラティスは、本連携機能を通じて、製造現場における「作業指示」と「作業記録」の分断を解消し、品質管理とトレーサビリティの高度化を推進してまいります。今後も両社は、3Dデータ活用と現場帳票の連携を深めることで、日本の製造業が直面する人手不足や技能伝承の課題に向き合い、現場の生産性と品質を支えるソリューションを提供してまいります。

ラティス・テクノロジー株式会社

ラティス・テクノロジーでは、デジタルトランスフォーメーションの重要性が叫ばれる中、DX時代を先取した「CAD+1」「Casual 3D」「3Dデジタルツイン」の三つのコンセプトに基づき、軽量3Dフォーマット技術「XVL」をベースとしたさまざまなソリューションを開発・ご提供しています。

本社 〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-21 住友不動産飯田橋ビル10階
サイト ラティス・テクノロジー株式会社
代表取締役社長 鳥谷 浩志
資本金 7億円
設立 1997年10月
  • * XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
    その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。