3D配筋CAD

3次元配筋モデリングにより、PC上で干渉チェック可能

3D配筋CADは、土木構造物の躯体や鉄筋を実際の寸法で3次元表示することで、複雑な配筋状態を確認できるプログラムです。そのほか、躯体・鉄筋の新規作成、鉄筋同士の干渉チェックおよび2次元図面作成、3次元データのエクスポートが可能です。

CIMに対応

3D配筋CADは、国土交通省が推進するCIM(Construction Information Modeling / Management)の取り組みに沿った「CIM導入ガイドライン 平成29年3月31日」に対応しており、生成した3D配筋データを「CIMモデル」としてエクスポート可能です。

CIMとi-Construction

  • * 3D配筋CADは、CIMの推進における技術的検討組織である「Open CIM Forum」の「CIM導入ガイドライン対応ソフトウェア」に登録されています。
    CIMの対応情報が分かる! OpenCIMForum

干渉チェック

ほかの鉄筋と衝突しているまたは所定の間隔を満たしていない鉄筋を検出してリストに一覧表示します。また、施行時に衝突を回避するために、鉄筋をずらすスペースがあるかどうかのシミュレーションも可能です。

鉄筋間隔計算

指定した鉄筋同士の間隔を計算し、所定の間隔を満たさない鉄筋を検出します。

回避シミュレーション

図面作成には反映されませんが、鉄筋を移動させることで衝突を回避できるかをシミュレーションできます。

干渉チェック

干渉チェック/確認画面

鉄筋1本にも対応

「鉄筋1本ごとのオフセット設定」による「鉄筋1本ごとの干渉回避シミュレーション」に対応しています。

図1のように2種類の鉄筋の一部に干渉が生じている場合は、干渉鉄筋のオフセットを設定(図2)することで、干渉を回避できます(図3)。

  • 図1:鉄筋の干渉表示

  • 図2:2本目の鉄筋オフセット設定

  • 図3:鉄筋の干渉回避表示(鉄筋ごとのオフセット設定)

結果を表形式で出力

干渉チェック画面での「鉄筋ごとのオフセット設定」および「鉄筋1本ごとのオフセット設定」による干渉回避シミュレーション結果を表形式で出力できます。

鉄筋の干渉回避表示(鉄筋ごとのオフセット設定)

施工シミュレーション

干渉チェックの結果を鉄筋の施工順に確認できます。鉄筋が追加されたときの干渉ポイントが順番に描画されます。

図面作成

作成した躯体と鉄筋を2次元図面に出力します。

図面の種類は一般構造図、配筋図(平面図・正面図)、配筋図(縦断面・平断面)、加工図(鉄筋表付)から選択可能です。

2D図面作成機能

また、3D配筋画像出力(ファイル出力、クリップボード出力)が可能です。

3D配筋画像出力

インポート/エクスポート

UC-Drawツールズで生成した3次元配筋データを読み込みおよび3DS形式、IFC形式(幾何形状/鉄筋出力)、Allplan形式での保存が行えます。

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