皆さんは OpenCIMForumをご存じですか?
BIM / CIMにおける技術的な課題に対して、ソフトベンダーとハードベンダーが一体となって取り組み、活動しているのがOpenCIMForumです。
皆さんは OpenCIMForumをご存じですか?
BIM / CIMにおける技術的な課題に対して、ソフトベンダーとハードベンダーが一体となって取り組み、活動しているのがOpenCIMForumです。
CALS / ECの標準フォーマット「SXF」の策定やOCF検定、SXF技術者検定を行っていた、一般社団法人オープンCADフォーマット評議会が2019年度より「一般社団法人OCF」に名称変更となり、OpenCIMForumを運営しています。
今回はOpenCIMForumのWebサイトに公開されている情報について少しご紹介します。
CIM活用業務・活用工事を受注した際、リクワイヤメント(発注者から受注者への要求事項)への対応が求められます。
出展:国土交通省 第1回BIM/CIM推進委員会(平成30年9月3日)資料3-5
上図には、国土交通省平成30年度のCIMリクワイヤメント(7項目)が記載されています。
OpenCIMForumのサイトには平成30年度のCIMリクワイヤメントへの各ソフトベンダーの対応情報が掲載されており、この7項目への対応の可否などを確認できます。
国土交通省の「CIM導入ガイドライン(案)」および「CIM事業における成果品作成の手引き(案)」に対する、各ソフトベンダーの対応情報が掲載されています。
一覧表のCIM導入ガイドラインの「各編」のリンクから、それぞれのガイドライン解説とモデル作成やソフトウェアの資料を確認できます。
また、CIMモデルの納品ファイル形式であるLandXMLやIFCへの対応、手順書なども公開されています。LandXML欄の「○」をクリックすると、LandXMLが保持する項目別の入出力対応などの詳細な情報が確認できます。
CIM導入ガイドラインの各編ごとに各社のCIMモデル作成フローを確認できます。
国土交通省国土技術政策総合研究所の「LandXML1.2に準じた3次元設計データ交換標準(案)」に対する、各ソフトベンダーの対応情報と共に、ソフトウェア間でのデータ交換結果が公開されています。
CIMモデル作成元のソフトウェアが分かれば、自社で利用するソフトウェアにどのようなデータが読み込まれるのかを把握することができます。
いかがでしょうか。
OCFのWebサイトにはOpenCIMForumの2019年度活動計画が公開されていました。
OCFのBIM / CIM推進委員会の参加に「LandXML-WG」「3次元表記標準-WG」「3D数量-WG」の三つのワーキンググループを設置して活動するそうです。
OCFのWebサイトはこれからも注目していく必要がありますね。
CIMやi-Construction対応で利用される製品は、次のページで詳しくご紹介します。