ARCHITREND ZERO Version.10を2023年10月18日に発売

リノベーション機能と省エネ設計機能を強化して、建設業の働き方改革を強力にバックアップ!

国土交通省の試算では、日本には手を加えれば長く住める住宅が約4,600万戸もあるといわれており、今後の少子高齢化なども見据えたサステナブル社会への対応が一層求められてくると思われます。

ARCHITREND ZERO Ver.10では、今後のリノベーション需要を想定した業務アプリやオプションソフトを新たにリリース。省エネやフォトリアルパースの機能強化と併せて、2024年4月以降の建設業の働き方改革に向けた生産性向上を積極的に支援します。

最新版のポイント

ARCHITREND ZEROの新規オプション「リノベーション」では、現況図・計画図の作成や耐震診断などの専用機能を搭載。現況調査アプリ「りのべっち」の図面・写真データなどが連携できるので、現況調査から水廻り・増改築・耐震診断まで大幅な業務効率化を実現します。

また、2025年の省エネの適合義務化を見据えて「ARCHITREND 省エネナビ」も大幅に強化。コスト比較シミュレーションや省エネ説明時に有効な提案書の作成など、今後の省エネ業務にもスピーディーに対応できます。

さらに「ARCHITREND V-style」では、パースモニターからの直接起動や明るさの自動調整、陰影・凹凸表現の拡張など、ワンランク上のフォトリアルパースをより手軽に作成できるようになりました。

ARCHITREND ZERO Ver.10の主な新機能

ARCHITREND ZERO「リノベーション」オプションが新登場

現地調査から現況図・計画図、パースの作成、耐震診断までデータがシームレスに連携してリノベーション業務をワンストップでアシストできるので、大幅な作業時間の短縮が図れます。

  • 現況調査アプリ「りのべっち」の図面・写真などのデータを取り込んでリノベーション設計をスムーズに。
  • リノベーション前後の図面・パースをワンクリックで比較表示。プランの確認や施主様への提案も分かりやすく。
  • 新たに耐震診断機能(一般診断法)を内包(注1)。
  • 作業指示一括自動コマンドで解体・新設などの作業指示を図面に自動登録。指示漏れなどのミスを軽減。
  • (注1)一般財団法人 日本建築防災協会「木造住宅耐震診断プログラム評価」を取得予定。

りのべっちデータをクラウド経由でARCHITREND ZEROに連携。調査・設計スタッフ間のワークフローがスムーズに。

現況図と計画図を自動比較して、図面間のデータ相違部分を確認できる作業指示一括自動コマンドを搭載。

計画図と現況図の比較コマンドを搭載。計画図の作成や施主様への提案時にワンクリックでBefore Afterの検討が可能。

 

2025年の省エネ適合義務化を見据えて……

施主様向けのプレゼンテーション機能を強化。初期プラン段階でも省エネ住宅の説明・提案やコスト比較シミュレーションが可能で、プログラム間の連携を強化して省エネの申請計算・手続きの省力化も図りました。

  • 平面図:外皮チェック機能から省エネナビを直接起動してフレキシブルに省エネの説明・提案が可能に。
  • 提案書テンプレートを刷新。施主様への省エネ住宅の説明・プレゼン効果がアップ。
  • 省エネナビから計算書ダイレクト出力に対応。計算の根拠・式を表示したナレッジ機能も搭載。

省エネのコスト比較シミュレーションがワンタッチ。提案書テンプレートも刷新して省エネ性能説明義務化対策をサポート。

建築研究所のWebサイト「エネルギー消費性能計算プログラム」を起動せずに省エネナビからダイレクトに計算書PDF出力が可能。

フォトリアルパースがさらに綺麗・簡単に「ARCHITREND V-style」

パース操作フローを見直して作業時間を大きく短縮。パース表現力ならびに画像調整コマンドも強化してプレゼン効果を大幅に向上しました。誰よりも速く、誰よりも魅せる最高のフォトリアルパースを実現できます。

  • パースモニターからV-style直接起動に対応。設計段階から素早くパース作成に移行できるように。
  • 柔らかい陰影や凹凸表現の調整機能を追加。フォトリアルパースもさらに表現力豊かに。
  • バリエーション豊富な高品質HDRI背景を追加。
  • 明るさの自動調整機能を搭載。照明の有無を問わずワンタッチでお好みの明るさ調整が可能。

太陽光・部品光源の陰影の柔らかさ調整機能を追加。フォトリアル表現がさらに向上

高品質HDRI背景を10種類以上追加。空のみの背景でどんなシーンでも使いやすく、外観イメージをより印象的に