BUILD.一貫VI 製品特長

データ入力

データの入力は、グラフィカルユーザーインターフェイスによる「対話入力」、またはテキストエディターによる「テキスト入力」で行います。

  • 対話入力画面:画面左側のツリーから項目を選択して入力画面を表示。キーワード検索も可能(注1)。

  • 一括入力画面

  • (注1)対話入力では、配置した部材はリアルタイムで確認できます。プレミアムモードをご利用の場合は、リアルタイム3D表示も可能です。また、部材リスト作成時には、大梁リスト、柱リスト、S造柱脚の形状を入力しながら確認可能です。

リアルタイム3D表示

  • テキスト入力:ピンポイントの修正や他物件へのデータ流用で活躍します。断面情報などの変更時にまとめて置換したりコメント行を入力したりすることで、複数の計算条件を一つの入力データの中に残しておくことができ、軽快にテキストを入力できます。
  • 対話入力:データとテキスト入力データは互換性がありますので、建物形状の入力は対話入力で行い、計算条件の入力はテキスト入力で行うなどシーンに応じて切り替えて使用できます。

保有水平耐力計算のマルチスレッド対応

マルチスレッドとは、一つのコンピュータープログラムを実行する際に、複数の処理を並行して進める機能です。この機能を利用して保有水平耐力計算の荷重増分解析実行時に、X方向の正加力・負加力、Y方向の正加力・負加力の4ケースを並行して計算できるようになります。

例:CPUがCore i5(第3世代)の場合

最新のCPUでなくても解析時間を短縮できますが、最新のCPUを使用した場合は、さらに2倍以上の短縮が可能です。

杭基礎関連の解析機能を追加可能

杭およびフーチングの断面計算

BUILD.一貫・杭一体解析オプションを追加することで、BUILD.一貫VIの中で杭基礎を扱えます。

  • 解析モデルは「上部構造と杭基礎の一体モデル」と「杭基礎の分離モデル」を選択できます。
  • 上部構造と杭基礎の一体モデルでは、基礎梁がないシステム建築などの杭基礎工法にも対応でき、保有水平耐力計算まで対応しています。
  • 杭基礎の分離モデルでは、偏心杭の処理と杭頭モーメントを反映させた基礎梁の断面計算を行えます。また、施工時の杭心ずれを事前に検討できます。
  • 計算結果は、BUILD.一貫VIの計算書の中に出力されます。
  • BUILD.一貫・杭一体解析オプションはBUILD.一貫VI内の機能であるため、単独使用はできません。

杭の保有水平耐力計算

BUILD.杭保有を追加することで、BUILD.一貫VIの中で杭の保有水平耐力計算を行えます。

  • BUILD.一貫・杭一体解析オプションの「上部構造と杭基礎の分離モデル」で計算を行っている場合は、必要保有水平耐力の自動計算も行えます。
  • 計算結果は、BUILD.一貫VIの計算書とは別に単独で出力されます。
  • 入力画面を杭の保有水平耐力計算に特化した画面に切り替えられます。
  • 市販の一貫構造計算プログラムで杭の保有水平耐力計算を行えるのは、BUILD.一貫VIだけです。
  • BUILD.杭保有は単独でも使用できます。その場合は、上部構造を入力せずに杭のみを配置し、軸力などのデータを直接入力します。

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