DataClasys 機能紹介

フォルダー保存での自動暗号化

ファイル単位で右クリックし、メニューから例えば業務委託先閲覧用や編集用等の機密区分や有効期限の設定が可能です。フォルダーに機密区分を設定することで、ファイルをこのフォルダーに入れるだけで暗号化ファイルを簡単に生成できます。

暗号化管理されたファイルの利用はほとんど従来通りの操作

暗号化されたファイルは機密性を保ったまま、平文ファイル(暗号化されていないファイル)と同じ操作で利用できます。マクロ、リンクも権限があればそのまま利用可能、もちろんファイル名、拡張子もそのままです。

ファイル形式に依存せず、あらゆるデータをファイル単位で暗号化したまま利用可能

OSに独自のドライバーを組み込む技術により、あらゆる機密情報ファイルに対する操作を制御可能です。
以下をはじめとするほとんどのファイルをコントロール可能です。しかも複数の異なるアプリケーションで暗号化ファイルを操作できます。

Office系ファイルWord、Excel、PowerPointや一太郎、PDFなど
CAD系ファイルAutoCAD、SOLIDWORKS、CATIAなど
技術系ファイルVisioなど
マルチメディア系ファイルPhotoshop、動画など

多言語に対応

Unicode(UTF-8)に対応しています。日本語版のほかに次の言語に対応しています。

  • 韓国語版
  • 中国語版
  • 英語版

社外利用型オフライン機能

国内外の拠点へ機密ファイルを暗号化して配布した場合や社外での作業など、サーバーと認証がとれない場合には、オフラインでも暗号化したままファイルの利用が可能です。ファイルの利用期間を設定すると、一定の期間経過後は利用ができなくなります。

機密区分による管理

機密区分で暗号化されたファイルは、所属組織(グループ)職位(ポスト)によって権限管理されます。

例えば、右図のように社外秘で暗号化されたファイルは部長職以上は全ての権限、課長職は印刷、更新、閲覧、一般社員は閲覧のみの権限が付与されその権限範囲で暗号化ファイルを利用できます。

社外秘の場合の権限設定例

社外秘の場合の権限設定例。
ほかにも課外秘、管理職外秘の設定が可能。

権限設定

下記のような権限設定を設定できます。

  • 暗号化
  • 復号
  • 完全消去
  • 閲覧
  • 更新
  • 削除
  • ファイル出力
  • クリップボード出力
  • プリント出力
  • スクリーンショット
  • メール添付
  • メール送信
  • Web送信

操作ログの収集

各種操作ログの取得が可能です。

ログの種類

管理者(DataClasysサーバー)ログ、接続ログ、マネージャーログ、ユーザーログ、警告ログ、エラーログ

ログ取得方法

DataClasysマネージャークライアントでDataClasysサーバーより取得、月日を指定して取得(CSVファイル形式)

ユーザーログ内容

年月日、時分秒、PC名、ログイン名、IDファイル場所、IDファイル名、IDユーザー名、ユーザー要求可否、ファイル名(フルパス)、ネットワークファイル復号許可、暗号化者IDファイルNo、暗号化者名機密区分No、機密区分名、プロセス名、その他

コマンドラインによる連携

DataClasys開発キット(オプション)を使用することにより、DataClasysの暗号化機能をファイル管理システムなどに組み込めます。ユーザークライアントコマンドラインは戻り値を返すことができ、PDM / PLMシステムとの連携実績もあります。

DataClasysの機能一覧

  • ファイル形式に依存しない、ほぼ全てのファイルを暗号化
  • 暗号化状態を保持したままでのファイルクリックによる利用(注1)
  • 暗号化後の暗号化状態のままでの、マクロやリンク、全文検索、ほかのシステムとの連携が可能
  • ファイルサーバーの共有フォルダー、ローカルフォルダーの自動暗号化(ファイル単位/フォルダー単位で暗号化も可)
  • 極秘や部外秘などの機密区分でのファイル暗号化
  • 暗号化/復号/完全消去/閲覧/更新/削除/ファイル出力/クリップボード出力/プリント出力/スクリーンショット/メール添付の権限設定
  • 暗号ファイルの有効期限の設定
  • 同一ファイルの複数機密区分での暗号化
  • 所属組織と職位とのマトリックスによる権限ポリシー設定
  • 機密情報管理方針作成支援ウィザードによるポリシー作成支援
  • サーバーへの利用者設定変更で人事異動・退職等に対応(予約機能付き)
  • 操作範囲(組織範囲)を限定しての、DataClasys管理者権限の委譲
  • 機密情報ファイルを扱うアプリケーション制限
  • マルウェア対策
  • 暗号ファイルの操作ログ記録
  • CSVファイルでの人事情報一括登録
  • 管理者権限の管理
  • IDファイル利用時のパスワードポリシーの設定
  • 暗号ファイルのオフライン利用
  • (注1)アプリケーションによっては機能に制限を受ける場合があります。