最新Simcenter Femap 2301.MP1は中立面機能を強化

最新のSimcentor Femapはさらに進化

以前、Simcentor Femap 2021 MP1で中立面オプションに「オーバーラップ修復」が追加されましたが、最新のSimcentor Femap 2301 MP1では、さらに中立面作成生成時の機能強化がされました。

Simcenter Femap 2021 MP1にオーバラップ修復機能が追加

GUIの違い

中立面の自動生成機能はジオメトリエンジンとしてParasolidを選択しています。追加オプションとして、以下を設定しています。

  • 穴を除去
  • トリムされていない中立面を保持

図1:2021 MP1のGUI(ジオメトリ-中立面-自動)

図2:2301 MP1のGUI(ジオメトリ-中立面-自動)

穴を除去

生成される中立面内の穴形状、矩形形状を自動的に認識して削除します。簡略化した中立面を作成します。図4では、穴が削除されていますが、トリムされていない中立面が保持されていることが分かります。

  • 図3:オリジナルソリッド1

  • 図4:中立面内の穴形状、矩形形状が自動的に削除されたオリジナルソリッド1

穴形状などは削除されましたが、適切にトリムされなかった中立面は保持されます。削除後、中立面のエッジを使用して、[ジオメトリ]-[バウンダリ サーフェス]、[ジオメトリ]-[サーフェス]-[変換]し、手動で穴埋めすることが可能です。

  • 図5:オリジナルソリッド2

  • 図6:トリムされなかった中立面(黄色)

  • 図7:手動でバウンダリ サーフェスを作成し、穴埋めする様子