小規模データ管理ツールSOLIDWORKS PDM Standardが新登場

バージョン2016から大きく変わるSOLIDWORKS PDMをまとめて解説

SOLIDWORKS PDM製品では、バージョン2016から製品変更や新製品のリリースが行われ、ラインアップが充実しています。新製品としては、小規模グループ向けデータ管理ツールSOLIDWORKS PDM Standardが登場。従来のSOLIDWORKS Workgroup PDMに替わる新たなデータ管理ツールとして開発されました。

製品変更が行われたSOLIDWORKS PDMを押さえておこう

バージョン2016から、次のように既存の製品が変更されました。

  • SOLIDWORKS Enterpirse PDMがSOLIDWORKS PDM Professionalに。SOLIDWORKS PDM Standardの上位製品として位置付けられました。
  • SOLIDWORKS Workgroup PDMは変更なく、今までと同様に利用できます。しかし、SOLIDWORKS 2018以降のバージョンには含まれなくなることに注意(SOLIDWORKS 2017のサポート終了となる2018年12月31日でサポート終了)。

新製品SOLIDWORKS PDM Standardは上位製品と完全に互換

SOLIDWORKS PDM StandardはSOLIDWORKS PDM Professionalと同じアーキテクチャを基盤として開発されているため、従来製品よりも安定したデータ管理が可能です。また、Professionalと完全な互換性を持っており、Standard導入後のProfessionalへのアップグレードも簡単です。

使いやすいインターフェイス

SOLIDWORKS PDM Standardは、基本的な機能や操作性はSOLIDWORKS PDM Professionalとほぼ同じように使用できます。SOLIDWORKS Workgroup PDMのように専用ツールを必要とせず、Windowsエクスプローラーと完全統合されたインターフェイスにより、サーバー内データへアクセスできるため、誰でも簡単に利用できます。

SQL Server Expressでメタデータ管理するからデータの安全性が高い

SOLIDWORKS Workgroup PDMでは、属性情報などのメタデータをテキストファイルにより管理しているため、不整合を引き起こす危険性があり、正確性や安全性に欠けていました。SOLIDWORKS PDM Standardでは、実データを管理するアーカイブサーバーとは別に、SQL Server Expressのデータベースによりメタデータを管理します。これにより、外部からのアクセスを防止する堅牢性や処理中に障害が発生した場合でもデータ整合性が確保され、安全・正確に設計情報を管理できます。

詳細なアクセス権制御が可能に

ユーザーごとにシステム内で管理するステータスやフォルダーに対する詳細なアクセス権を設定できます。SOLIDWORKS Workgroup PDMのように読み込み/書き込みの権限だけでなく、編集や移動、削除、ステータス変更などさまざまなオペレーションの制限を設定できるため、業務に応じた柔軟なアクセス権制御が可能です。

バージョン2018からなくなるSOLIDWORKS Workgroup PDMも移行可能

既にSOLIDWORKS Workgroup PDMをお使いのお客様もSOLIDWORKS PDMへの移行が可能です。SOLIDWORKS PDM側でSOLIDWORKS Workgroup PDMのリビジョンやステータス、プロパティの設定に合わせて環境を構築し、専用の移行ツールを用いれば、SOLIDWORKS Workgroup PDMのVault DataからエクスポートしたデータをSOLIDWORKS PDM Vaultへインポートできます。

詳細資料

SOLIDWORKS PDM Standardに関する詳細資料を無料でご用意しています。ご希望されるお客様はお気軽にお申し込みください。

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