SOLIDWORKS PDMの有効な機能や設定を解説

使いこなしてもっと便利に

製品データ管理ツール「SOLIDWORKS PDM」には、データ管理に求められる機能が搭載されていますが、そのほかにも設計者や管理者にとって有効な機能や設定が豊富に搭載されています。

Windows上で利用できるメニューバーや検索ボックス、管理ツールを用いた柔軟なカスタマイズ機能など、SOLIDWORKS PDMの使いやすさにつながるポイントをご紹介します。

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Windowsエクスプローラーからのアクセス

ボルトビューによるサーバーデータの表示

所定のディレクトリーを指定して「ボルトビュー」を作成すると、エクスプローラーからサーバー上で管理しているデータを表示できます。特別なツールを使用せずに、通常のフォルダーと同じ感覚で管理データへアクセスできます。

Windowsのフォルダーと同じようにアクセス

クイックアクセスツールバー・クイック検索ボックス

エクスプローラー上で素早く管理データを検索できるクイックアクセスツールバー、そしてクイック検索ボックスを搭載しています。

クイックアクセスツールバー・クイック検索ボックス

ショートカット

エクスプローラー上でファイルを選択し、キーボードショートカットでコマンド操作可能です。コピー&ペーストなどと同様に、キー操作で素早くPDMコマンドを実行することができます。

Ctrl+Iチェックイン
Ctrl+Oチェックアウト
Ctrl+Uチェックアウトを元に戻す
Ctrl+Tステータス変更

アドミニストレーションツールよるカスタマイズ

PDM環境の設定を行う「アドミニストレーションツール」は、管理者でなくても適切な権限が付与されていれば、一般の設計者も利用できます。そのため、表示に関する設定をユーザーの用途や好みに合わせてカスタマイズできます。

どのようなカスタマイズができるのか、一つずつみていきましょう。

データカードのカスタマイズ

ファイルビュー表示中に表示される「データカード」タブをカスタマイズし、任意のファイルプロパティを表示、編集できるように。

  • カードエディターにて変数とSOLIDWORKSのファイルプロパティをひも付けることでカード内で表示。
  • カードの編集権限を付与されたユーザーであれば管理者でなくても編集可能。

BOMのカスタマイズ

ファイルビュー表示中に表示される「BOM」タブで表示する列項目をカスタマイズし、任意のプロパティ項目を表示。

  • 構成の表示方法、指定項目の表示/非表示の切り替え。
  • アドミニストレーションツールで列の構成をカスタマイズし、任意のプロパティを表示。

検索ダイアログ

PDMの検索機能を使用する際に表示するダイアログを「検索カード」項目でカスタマイズ。ファイル名のほか、任意のプロパティ項目を入力できるようにするなど検索対象や用途に応じて使いやすいように編集できる。

セキュリティ設定

SOLIDWORKS PDMでは、データを管理するフォルダーやデータに付与するステータスに応じてさまざまな権限を設定できます。ユーザーやグループごとにフォルダー・ステータスで異なる権限を付与することで、データや業務プロセスに応じた詳細なアクセス権を設定できます。

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SOLIDWORKS PDMの機能

主な内容

  • 管理ツールによる柔軟なカスタマイズ
  • インターフェイス
  • セキュリティ