ライセンス管理も効率化したい! レブロ・ネットワーク版へ移行のススメ

各現場が導入していたレブロをライセンス管理サーバーで一括管理し効率良く運用

CADソフトを導入するにあたって、初期費用とランニングコストは検討すべき項目として押さえておきたいポイントです。しかし、意外と忘れがちなのが運用の手間。導入してから思った以上に手間がかかるとなると業務の負担が増えてしまいます。運用の効率化を実現する「レブロ(Rebro)」ネットワーク版をご紹介します。

建築設備専用のCADソフト「レブロ」

3D CAD「レブロ」は、機械設備や電気設備に関わる高精度な設備モデルを作成できる3次元CADです。設計から施工、維持管理まで情報をシームレスに展開。設備業務の効率化と改善を実現します。

レブロのライセンス形態は三つ

レブロのライセンス形態は、スタンドアロン版、ネットワーク版、月額レンタルプランの三つがあります。スタンドアロン版とネットワーク版は保守サービスには、バージョンアップとサポート(電話、メール)が含まれており、導入後1年間は無償です。月額レンタルプランにおいても、月額費用にバージョンアップとサポート(電話、メール)が含まれます。

 スタンドアロン版ネットワーク版月額レンタルプラン
ライセンス形態買い切りのライセンス買い切りのライセンス1カ月単位の期間ライセンス
価格(税別)建築設備ソフト:
1,000,000円
建築設備ソフト:
1,000,000円
1ライセンスにつき
15,000円/月
電気ソフト:
850,000円
電気ソフト:
850,000円
年間ソフト保守料金(2年目以降)1本60,000円
2本以上48,000円
1本60,000円
2本以上48,000円

それぞれのライセンス形態の特徴

スタンドアロン版

パソコンごとにライセンスを登録し、1人1ライセンスで使用できるライセンス方式です。ほかの端末で使用する場合は、ライセンスの返却を行った後、ライセンスを移動することで使用できるようになります。

ネットワーク版

社内サーバーにライセンスを登録し、そのライセンスをサーバーに接続した複数のクライアントPC間で共有して使用することができるライセンス方式です。

月額レンタルプラン

月額レンタルプランは、スタンドアロン版を1カ月単位で利用できるプランです。申し込み後、IDがメールでお手元に届いてからダウンロードすれば、最短で当日から利用できます。試用で導入する場合や仕事量に合わせてライセンス数を増減させたい場合などに適しています。

スタンドアロン型の運用方法

レブロを使用する端末にインストールをします。インストールするPCの台数に制限はなく、複数台のパソコンにインストールできます。初回起動時に「ライセンス管理」画面が表示されますので、シリアル番号とパスワードを入力し、ライセンスの取得を行います。この作業にはインターネット接続環境が必要です。

ライセンス管理画面

サーバーの認証が完了しますと、パソコンにライセンスが登録され、起動できます。一度ライセンスを取得すれば、再度シリアル番号とパスワードを入力する必要はありません。ただし、他のパソコンで使用する場合は、ライセンスの返却が必要になります。レブロをインストールした別のパソコンで、初回起動時と同じように「ライセンス管理」画面からライセンスの取得を行った後、使用可能になります。そのため、新しく社員が入社した場合、退職者のライセンス管理など、その都度、ライセンス管理の対応が必要になります。

月額レンタルプラン

1カ月単位で利用できるレンタルプランです。月額払いのため、希望のライセンス数や使用期間も柔軟に設定できるため、手軽に導入できます。ただし、使用期間の終了ごとに更新をする必要があり、その都度、延長するのかしないのかの社内確認を行うため、運用に手間がかかることや、長期で使用する場合はかえって割高になってしまうというデメリットもあります。

運用の手間を考えるならネットワーク版がお薦め

社内サーバー機には「ライセンスサーバー」のインストーラー、クライアント側のパソコンにはレブロのインストーラーからそれぞれインストールします。社内サーバー機でシリアル番号とパスワードを入力し、ライセンスの取得を行います。クライアント側のパソコンで初回起動時に「ライセンス管理」画面が表示されます。「ネットワーク版」を選択し、「サーバー」欄に社内サーバーのIPアドレス、もしくは社内サーバー名を指定。社内サーバーと接続が完了するとサーバーで取得したライセンスを使用し、レブロを起動できます。レブロを終了した時点で使用していたライセンスが解放されます。

次回起動時は、ライセンス管理の設定は必要ありません。サーバーと接続でき、ライセンスの空きがあれば起動できます。スタンドアロン版のように他のパソコンで使用する際、ライセンスを返却し、使用するパソコン側で再度、ライセンスを設定するという手間がなく、ネットワーク版であれば、複数のパソコンで手軽に使用できます。また、社内サーバーに接続できない環境でレブロを使用する場合は、持ち出しライセンスを発行し使用することも可能です。

計画的な運用が可能なネットワーク版

例えば新しく社員が増えた、スポットで作業者を採用した場合でもライセンスに空きがあればレブロを使用できますので、人数分のライセンス数を用意しなくても対応できる場合があります。それでも足りない場合、初めてそのときにライセンス数を増やすことを検討できます。また、月額レンタルプランのように毎月の契約件数が増減することがありませんので、思っていた以上に契約ライセンス数が多くなり、請求額を見て驚くということもありません。

どこでもコネクトリモートで現場事務所や社外などでも楽々作業

「どこでもコネクトリモート」は、インターネットにつながる環境さえあれば会社の外からでも社内ネットワークに接続できるサービスです。ノートパソコンやスマートデバイスなどで外出先や自宅から社内データを参照でき、レブロで作業することも可能です。もちろん安心・安全なセキュリティで、設計データのやり取りも安心です。

自社でリモートアクセス環境を整える際に必要な大規模システム設備は必要なく、VPN環境が構築できます。IDとパスワードに加え、証明書による端末認証によって、認証された特定の端末からしか社内LANにアクセスできない方式です。特定の端末に限定することによって、よりセキュアに利用できます。また、大塚商会では、専任者がいなくても安心のサポート体制を整えています。

シンクライアントオプションでは、自宅や外出先のパソコンに専用のUSBキーを挿すだけで会社のパソコンのデスクトップ画面を表示させ、遠隔電源ON / OFFや操作が可能になります。会社のパソコンを持ち帰ることができなかった方もUSBキーを持ち帰ることで、自宅のパソコンなどから安全にテレワークが可能になります。

大塚商会 どこでもコネクトリモート

サーバー・ネットワークの管理は任せる時代に レブロ・ネットワーク版をサポート

N-Packサーバー

N-Packサーバーは、中小企業に必要なセキュリティ対策をセットにした大塚商会オリジナルの中小企業向けオールインワンパッケージのサーバーです。 仮想化モデルも用意しています。基本ソフト(OS)やセキュリティ対策をはじめ、必要な各種ソフトウェアをあらかじめ組み込んで提供しますので、サーバー導入にかかる初期コストを30%削減可能。また、構成をパッケージ化することで納期・導入期間を短縮できます。レブロのライセンスサーバーとしてお薦めのサーバーパッケージです。

大塚商会 N-Packサーバー

Cloud IaaS

Cloud IaaS(クラウドイアース)は、大塚商会が自社データセンターで提供するクラウドサービスです。大塚商会データセンターで稼働するクラウドサーバーは、VMware HA機能により冗長化されています。万が一のときにも業務停止せず安心です。

クラウドサービスなので、サーバーを購入する必要がなく、設備投資を最小限に抑えられ、運用コストを削減できます。また、サーバーの環境を維持するためのスペースや電気料金もかからず、すぐにスタートができます。運用や操作、障害対応、および障害原因、切り分けに関する問い合わせをフリーダイヤルで対応。万が一の場合にも、迅速なシステムとデータの復旧をサポートしますので、運用負荷を軽減できます。また、データセンターで稼働するため、大きな災害や停電が発生しても安定稼働できるように設計されていて安心です。

レブロのライセンスサーバーは、クラウドサーバーでも運用が可能です。いっそのことクラウドサーバーでのレブロの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

大塚商会 Cloud IaaS(クラウドイアース)