【CAE】SOLIDWORKS Flow Simulation機能「回転体の解析」

回転モデルにも対応する高度な解析機能

SOLIDWORKS Flow Simulationでは、ファンや撹拌翼などモデルが回転することで生じる流れの確認できます。複数の計算手法を搭載しているため対象物の形状に適した手法を使い分けられます。

今回はSOLIDWORKS Flow Simulationで採用している回転体の解析機能をご紹介します。

この記事を詳しく解説した資料があります

回転計算で分かること

回転計算を用いると、回転するファンやケースの形状、回転速度の違いによる流速や流量を測定できます。また、回転に必要なトルクや回転翼にかかる圧力も測定可能です。

  • 回転による流速・風量の確認

  • 撹拌効率、撹拌トルクの確認。撹拌翼にかかる流体圧力の測定

ローカル回転領域(平均化法)

平均化法とは、回転する部品の周囲を切り取り、回転による流れの状況を円周方向で平均化する手法です。

回転体を動かして解析をしているわけではく、疑似的に回転しているように解析を行うため少ない計算時間で結果を得られます。軸対称モデルで回転軸と流れ方向が平行な場合に有効です。

回転体と共にメッシュを回転(スライディングメッシュ)

スライディングメッシュとは、回転する部品に合わせて回転領域内のメッシュを物理的に回転させる手法です。制約条件が少なく、軸非対称モデルや回転によるさまざまな流体問題に対処することが可能です。

  • これまでの回転計算

  • スライディングメッシュ

動画で分かる回転体

さらに詳しく知りたい方へ無料資料請求

本トピックスでご紹介しきれなかった内容を資料にまとめています。もちろん無料! ぜひ情報収集や検討資料としてお役立てください。

【CAE】SOLIDWORKS Flow Simulation 機能集「回転体の計算」

主な内容

  • 平均化手法とスライディングメッシュについて
  • 平均化法VSスライディングメッシュ 結果の比較
  • 回転を考慮するその他の手法