【CAE】 SOLIDWORKS Flow Simulation 2020 新機能

SOLIDWORKS Flow Simulation 2020はより詳細な条件設定が可能に

SOLIDWORKS Flow Simulation 2020では搭載されているウィザード機能を使用すると、手順に従って簡単に熱流体解析を行えます。流れや熱のパラメーターなどの基本的な条件設定のほか、さまざまな詳細条件も設定可能です。

今回はSOLIDWORKS Flow Simulation 2020で新しく追加された機能をご紹介します。

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新機能1.ファンのディレーティング

SOLIDWORKS Flow Simulationはファンの特性を指定し、ファンによる放熱の効果を検証することが可能です。

一般的にファンは、騒音の低減やファン自体の寿命を延ばすため、回転数を下げて最大容量未満で動作させます。新バージョンではファン設定にディレーティング係数(回転速度低下度合い)が追加され、このような動作状態を簡単に解析できるようになりました。

新機能2.条件付き境界条件

流入条件や発熱条件のパラメーターには一定値のほかに座標値や時間に応じた値を設定できます。

このパラメーター設定に論理式(IF、AND、OR、XOR、NOT、>、<、=など)が扱えるようになりました。論理式を組み合わせれば、複数センサーの温度値に応じて発熱条件をコントロールすることができます。

新機能3.高度の設定

解析対象の雰囲気条件として高度を設定することで、自動的に圧力と温度を定義できるようになりました。標高の異なる場所での雰囲気情報を容易に定義することができます。高度を使用すると、What-if分析または最適化解析が非常に簡単になります。

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【CAE】SOLIDWORKS Flow Simulation 2020 新機能

主な内容

  • ファンのディレーティング
  • 従属設定「方程式定義」における論理式の適用
  • 高度の設定