シミュレーションデータの確認にeDrawingsを使おう

どこでも3次元で解析結果を確認

設計で作成した3次元モデルを使用して、そのままCAD上で強度計算などの解析を実行できる「SOLIDWORKS Simulation」。計算終了後は設計中と同様、結果プロットを3次元で表示し、自由に拡大・縮小しながら重要部位を確認できます。

しかし、CAD上で結果を表示するにはライセンスやCAD端末が必要です。設計部門以外でも解析結果を確認したい……という方は、無償で利用できるビューアーソフト「eDrawings」をご利用ください。

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eDrawingsとは

eDrawingsとは、SOLIDWORKS社が提供するビューアーソフトで、SOLIDWORKSデータをはじめ各種3次元データを閲覧できます。3次元CAD環境と同じように設計モデルを開き、拡大・縮小、部品の移動、断面表示など、さまざまな機能を用いて形状を確認できます。

  • 回転・拡大して形状確認もできる

  • 部品を移動して内部を確認も

無料でも使えるビューアー「eDrawings」 実際にどう見える?

動画で分かる eDrawingsを使用したシミュレーションデータの活用

本動画は音声オンで再生されます。音量は、動画プレーヤー画面の下部にあるスピーカーアイコンで調整可能です。

解析結果をeDrawingsデータとして出力

SOLIDWORKS Simulationでは、計算された結果プロットをeDrawingsデータに出力できます。eDrawingsで開くと、3次元で表示された結果プロットを閲覧できるため、CAD用端末がない環境でも解析結果を確認できます。

結果プロットを切り替えて表示

スタディ内で結果プロットを格納している「結果フォルダー」ごと出力すると、複数の結果プロットをまとめて一つのeDrawingsデータとして出力できます。「スタディ」コマンドからプロットを切り替えて表示できます。

  • スタディコマンドからプロットを切り替え

解析結果をサポート

SOLIDWORKS Simulationによる線形解析をはじめ、Simulation Professionalによる固有値解析や落下、熱伝導、座屈、トポロジー最適化、Simulation Premiumによる非線形解析の結果もeDrawingsに出力できます。そのほか、SOLIDWORKS Flow Simulationの熱流体解析やSOLIDWORKS Plasticsの樹脂流動解析の結果プロットもサポートしています。

  • 線形静解析

  • 固有値

  • 座屈

  • 落下

  • 熱伝導

  • トポロジー最適化

  • 樹脂流動

モバイル版eDrawingsで外出先でも確認可能

eDrawingsはPC端末だけでなく、スマートフォンやタブレットなどで利用できるモバイル版もあり、同じようにeDrawingsデータを閲覧できます。

3次元の利便性と手軽さを両立した活用

2次元でのレポート形式で結果を出力することもできますが、モデルを回転して確認することができず、結果を確認しにくい面があります。また、CADデータのままでは重要な機密情報でもあるため、外部へ持ち出しもできません。

解析結果をeDrawingsに出力すると、形状や計算結果を視覚的に確認できる利便性、そして、データを容易に持ち出せるといった手軽さを両立できます。

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eDrawingsを使用したシミュレーションデータの活用

主な内容

  • eDrawingsの種類
  • スタディタイプ:トポロジー最適化、非線形
  • eDrawingsによるシミュレーション結果の共有