配水池の耐震設計計算Ver.9がリリース

FORUM8新製品情報2020年6月:水工スイート バンドル製品

水道施設耐震工法指針(1997年・2009年、日本水道協会)に準拠し、配水池の耐震設計計算を行うプログラムです。

設計可能な構造形式は1池タイプまたは2池併設タイプのRC構造による配水池で、内部構造は(1)内部に柱・迂流壁なし(2)内部に迂流壁あり(3)内部に柱ありの3タイプに対応可能です。

設置状態は地中設置、一部地中設置、地上設置に対応し、内水状態は2池満水、1池満水他空虚、2池空虚のそれぞれのケースを一括に設計可能としています。

設計の考え方は震度法および応答変位法に対応し、常時、レベル1地震時、レベル2地震時の検討が可能です。レベル2地震時の検討では、部材のM-φを考慮した曲げ剛性低減処理をプログラム内部で自動処理しています。また、Engineer's Studioへのエクスポート機能に対応しています。

配水池の耐震設計計算Ver.9 改訂内容

  1. 排水ピットの入力に対応
  2. 「下水道施設耐震計算例 処理場・ポンプ場編」の応答変位法に対応
  3. 「道路橋示方書・同解説 V耐震設計編」における液状化判定に対応
  4. 底版の作用荷重として地下水による浮力の考慮に対応
  5. 3Dアノテーションに対応

排水ピットの入力に対応

配水池には、貯めていた水を排水するための「排水ピット」が備わっています。この排水ピットは、サイズが比較的小さいものの、底版近傍の断面力に少なからず影響を及ぼすため、かねてよりご要望が寄せられていました。これまでは、排水ピットのモデル化を行う場合、弊社製品「Engineer's Studio」へデータをエクスポートし、底版の格点座標を調整して計算をしていただいていました。

そこで、今回、排水ピットの設置位置と各寸法を入力していただくことで、解析モデルに排水ピットを追加できるようにしました。さらに、排水ピットが入力できるようになったことにより、排水ピットを含む解析モデルについての断面照査も行えるようになりました。

図1:排水ピットを考慮した骨組解析(開発中)

「下水道施設耐震計算例 処理場・ポンプ場編」の応答変位法に対応

配水池は、上水道分野の構造物でありますが、下水道の基準にも対応して欲しいという旨のご要望がかねてより寄せられておりました。そこで、「水道施設耐震工法指針・解説」の方法に加え、「下水道施設耐震計算例 処理場・ポンプ場編」の応答変位法に対応しました。「水道施設耐震工法指針・解説」では、応答変位荷重や地震時周面せん断力を算出する際、「表層地盤の固有周期TG」を求めます。一方、「下水道施設耐震計算例 処理場・ポンプ場編」では、TGを地盤の特性値とし、そのTGに「地震時に生じるせん断ひずみの大きさを考慮した係数αd」を掛け、「表層地盤の固有周期Ts」を求めます。(図2)

図2:表層地盤の固有周期

「道路橋示方書・同解説 V耐震設計編」における液状化判定に対応

従来から対応していた二つの基準に加え、新たに「道路橋示方書・同解説 V耐震設計編」における液状化判定に対応しました。液状化判定方法は、参照する基準によって異なるため、選択肢が多くなれば、設計の幅が広がります。ほかの基準との差異につきましては、図3をご覧ください。

図3:液状化判定方法の差異

3Dアノテーションに対応

本ソフトは、CIM(Construction Information Modeling/Management)を推進しており、UC-1シリーズの各ソフトウェアにおいて、CIMモデルに構造特性(寸法・注記、数量等)やモデル管理情報を加えた「3DAモデル(3D Annotated Model)」を表示・出力のための開発が進んでいます。

図4:3Dアノテーションの表示例

製品価格

製品名価格
配水池の耐震設計計算Ver.9550,000円

サブスクリプション価格

対象製品初年度
サブスクリプション
契約
サブスクリプション
契約 1年
配水池の耐震設計計算Ver.9無償121,000円

サブスクリプションフローティング:製品定価の40%の220,000円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

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