水工設計計算ソフトの最新情報を一冊にまとめた資料をご用意しています。無料ですので、お気軽にお取り寄せください。
マンホールの設計・3D配筋 Ver.8がリリース
FORUM8新製品情報2020年7月:水工スイート バンドル製品
本プログラムは、マンホールの常時の設計検討、レベル1、レベル2地震時の耐震設計を行うプログラムです。常時の設計検討では平版解析、ラーメン解析より断面力を算出し、地震時照査では次の参考文献に準じた応答変位法により断面力を算出します。
- 公益社団法人 日本下水道協会 下水道施設の耐震対策指針と解説-2014年版-
- 公益社団法人 日本下水道協会 下水道施設の耐震対策指針と解説-2006年版-
- 公益社団法人 日本下水道協会 下水道施設耐震設計例-管路施設編-2015年版-
- 公益社団法人 日本下水道協会 下水道施設耐震設計例-管路施設編-2001年版-
断面計算は常時、レベル1地震時は許容応力度法、レベル2地震時は限界状態設計法により照査を行います。
マンホールの設計・3D配筋は、「マンホールの設計計算」の設計計算機能を継承し、設計計算機能の拡張および図面作成機能のサポートを行った計算-CAD統合版プログラムです。マンホールの設計・3D配筋により、設計計算から図面作成までの業務を一貫して行えるため、マンホールの設計業務の効率化、省力化をさらに推進することができます。
水工設計計算ソフトの最新情報を一冊に
マンホールの設計・3D配筋 Ver.8 改訂内容
- マンホール耐震計算の鉛直方向Frameモデルへの任意水平荷重に対応
- 下水道施設2014年版準拠時の浮き上がりの検討拡張
- 液状化層の沈下量の算出に対応
- 開口部の円形平板解析モデルに対応
- 開口部の円形平版のFEM解析に対応(開口部照査拡張オプション)
プログラムの機能と特長
特長
本プログラムは上記の計算機能に加えて、入出力部分に次のような機能があります。
- 基準値データの活用により、あらかじめ基準類等で定められた値の入力や基本的設計の考え方を毎回入力する煩わしさを解消。
- 3D表示を採用することにより、実際の構造物の外観の確認ができる。
- 入力した条件・照査判定結果はアイコンイメージで一目で確認できる。
- 断面力(モーメント、せん断力)等をグラフィック表示で確認ができる。
- 計算書においては、項目をツリー形式で表示し編集することもできる。
常時の設計
- 頂板・中床板・底板、側壁の設計に対応。
- 側壁が複数連続する側壁間に中床板がある場合、分割するか一体で扱うかを側壁ごとに指定可能(平板解析および鉛直方向連続梁モデル時)。
- 断面力の算出方法として、矩形の場合は四辺固定支持板、四辺単純支持板、四辺固定支持板、三辺固定一辺自由支持板、二辺固定二辺単純支持板、一辺固定三辺単純支持板、水平ラーメン、鉛直方向連続梁、鉛直ラーメン、円形の場合は周辺固定支持板、周辺単純支持板から選択可能。円形底版では周辺固定支持(端部)+周辺単純支持(中央)も選択可能。
- 平板解析は、建築学会、土木学会から基準の選択が可能。支持条件として3辺単純1辺自由支持に対応。
- ポアソン比の補正が可能で、矩形の場合は選択により補正可能
- 安定照査:浮力の検討、支持力検討が可能。
- 浮力の検討:周面摩擦抵抗力を考慮可能。
- 支持力検討:地盤反力度による照査と築造前後の重量比による照査から選択可能。
- 許容支持力:ケーソン基礎の許容支持力度を算出可能。
- 活荷重、内水位、任意荷重による荷重の組み合わせを作成可能。
- 頂版に群集荷重を考慮可能。荷重ケースごとに、活荷重の考え方を指定できるので、同じデータファイルで頂版にT荷重と群集荷重を載荷したケースの検討もできます。
- 頂板、中床板、側壁における開口部の照査が可能。無筋の断面計算にも対応。
- 開口寸法を入力することにより、開口部の計算モデルを自動で生成可能。
- 円形側壁の円筒シェル解析に対応。
地震時の設計
- 現場打マンホール、組立式マンホールの耐震設計が検討可能。鉛直方向の照査は、弾性体として地盤の応答変位を地盤バネを介した強制変位として作用させるフレーム解析により行い、水平方向の照査は常時の荷重に地盤反力を地震時増分として作用させる。
- 埋戻し土の土質定数を考慮可能。地盤の変位振幅は、任意に指定可能。
- 組立式マンホールの場合は、継手のタイプを4種から選択可能。
- 入力された土質条件を基に地盤種別の判定が可能。
- 鉛直方向の弾性体モデルとして、節点バネ・節点荷重、分布バネ・分布荷重の選択可能。
- 液状化の影響を考慮した浮き上がりの検討が可能
- マンホールと本管の接合部の照査が可能。
断面の照査
断面力の算出
- 円形の場合は、下水道基準の式を適用して、断面力を算出します。
- 矩形の場合は、フレーム解析から着目点ごとに断面力を算出します(ハンチの扱いは、骨組みでは無視し、軸力にのみ考慮)。
断面計算方法
耐震計算の設計フロー
現場打マンホールの耐震設計は、次のフローに従って行います。
開口部拡張オプション
開口部を有する矩形の頂版、側壁、中床版においてFEM解析を用いて照査を行う機能です。
照査位置の自動設定
FEM解析の場合、照査位置は任意に指定できます。曲げモーメントの最大/最小の位置を自動的に照査位置として追加することが可能となります。
支持条件の直接指定
各辺の支持条件を自由に設定できます。この場合、各辺の拘束条件として自由/固定/バネ値指定のいずれかを選択できます。支持条件の直接指定により、1辺固定3辺自由等の支持条件での検討が可能となります。
製品価格
マンホールの設計・3D配筋 Ver.8 | 264,000円(税別) |
---|---|
開口部拡張オプション | 40,000円(税別) |
サブスクリプション価格
対象製品 | 初年度 サブスクリプション 契約 | サブスクリプション 契約1年 |
---|---|---|
マンホールの設計・3D配筋 Ver.8 | 無償 | 66,000円 |
開口部拡張オプション | 無償 | 2,000円 |
サブスクリプションフローティング:製品定価の40%の105,600円(税別)
サポート内容
- バージョンアップ無償提供
- 電話問い合わせテクニカルサポート
- 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
- ダウンロードサービス
- 保守情報配信サービス
本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。