前工程での3Dデータ活用

「当時このツールに出会えていたら…」と開発・設計・金型加工とほぼ全ての工程で3Dデータを活用していた企業の設計部に所属していた私がしみじみ思ったソリューションがあります。

それは「プレゼンテーションで3Dデータを活用する」ソリューションです。

もちろん前職の業務でもプレゼンテーションにて3Dデータを活用していました。しかしPower-pointを活用したプレゼンテーションとなると3Dデータのデザインや動きを表現する方法は以下の方法が精一杯でした。

  • 3Dデータの画像を大量にキャプチャしコマ送りにより動きを擬似表現
  • Power-pointのアニメーション機能で3Dデータの動きを擬似表現
  • 3D CAD画面をキャプチャしビデオを生成する

しまいにはワークステーションを持ち込み3D CADで見せる。どれも非効率な上に表現力も不十分でした。

他の方法として、外注業者に依頼しアニメーションやレンダリング画像を作成してもらうという取り組みも行っていました。しかし数十万円単位の費用と、打ち合わせや修正工数などで多大な経費を費やしていました。

このように、正直、当時は3Dデータを有効活用したプレゼンテーションが充分に行えていませんでした。

しかし今は時代が違います!「専門的な知識がなくても」「3D CADのスキルがなくても」「通常の業務用パソコンでも」3Dデータを活用した非常に表現豊かなコンテンツが作成可能です。もちろんPowerPointに組み込み、従来のプレゼンテーションデータとの連携や、3Dデータならではのインタラクティブな操作も可能です。

投資金額については、業務の効率化や外注費削減、仕事の受注アップなどを考えますと、多くの場合、容易にペイできると思われます。

表現力の乏しいPowerPointでの3Dデータのプレゼンテーションに「無駄な工数」「無駄な外注費用を費やしている」ことでお悩みの方。私の経験からぜひ皆様に知って欲しいソリューションがあります。

この記事を書いた人:H.T

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