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露出柱脚の基礎コンクリートの降伏耐力について教えてください
図1のような露出型柱脚の破壊モードの降伏耐力について、『河野、橘、黒木、増田:埋込みアンカーボルトの変形挙動に関する実験的研究』(日本建築学会大会梗概集、1988年)に以下の計算方法があります。
図1に示される基礎コンクリートのせん断破壊を防ぐための条件は、ボルト1本の場合、図2に示すコーン状破壊を対象とし、ボルトのせん断耐力bτy・baがコーン破壊耐力を上まわる条件より、次のように導かれる。
この場合、アンカーボルト径を太くして計算すると、基礎コンクリートが大きくなる結果となります。柱脚部の主筋やフープ筋を考慮して、算定することはできないのでしょうか。また、技術基準解説書に露出型柱脚を使った建築物の計算ルート別の設計フローがあります。コンクリートやアンカーボルトの破壊防止の検討方法を教えてください。
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特集
うっかり間違える鉄骨構造設計の落とし穴 Part2
監修:宮里直也(日本大学理工学部准教授)
紹介文
公益社団法人日本建築士会連合会、一般財団法人建設業振興基金 CPD認定教材
鉄骨構造設計における架構全体の構造性能や安全性には、建物ごとの個別具体的な条件を考慮した検討が必要である。本特集では、標準化された設計方法に手を加えていく段階で必要な知識や、構造設計時に判断に迷いやすい事例について、具体的な設計方法や判断に必要になる基礎知識について解説する。
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