3次元データ変換環境を見直しませんか? ~新たな取引先を生み出すための環境づくり~

~新たな取引先を生み出すための環境づくり~

3次元CADデータを受け渡しする際に…

会社存続、ビジネスを拡大する為には、新たな取引先を開拓するのは必須のことと思います。

その際、新たな取引先から仕事を受注したが、異なるCADのため、データ変換がうまく行かない。
中間ファイルでのやり取りの際、受け取ったデータの修正に思いのほか時間が掛かってしまっている。
こういった問題に直面してはいませんでしょうか?

3次元設計データでのやり取りの場合に起こりうる問題として、使用しているCADの違い、使用CADのバージョンの違い等で、設計データが受け取れない、或いはスムーズに相手先に渡らないことがあります。これは仕事を受注する上で解決しなければならない重要な課題です。

ではどうしたら解決できるのでしょうか?

データがうまく渡らないのはなぜか

3次元データがうまく渡らないのは、3次元データ自体の品質に問題があるためです。
具体的には面の抜け、曲面間の隙間、曲面のねじれ・折れ、極度に小さい要素、曲面の重複などの問題です。

面の品質に関する問題点の例

  • 面のねじれ

  • 縮退面

  • トリム境界の自己交差

またトレランス(精度・許容誤差)の相違もうまく渡らない原因の一つです。
IGESやSTEPなど中間ファイル形式でやり取りした場合、A社のCADでは面に隙間があると認識しているが、同じファイルをB社CADで開くと面は結合されていると認識されるなどの違いです。
このようにCADシステムによって定義方法が違う為、データを受け取った際に不具合が起こる可能性があります。

トレランスの相違

PDQ(ProdcutDataQuality)ガイドライン

CADデータの受け渡しに関する不具合を回避するためにJAMA(日本自動車工業会)がCADデータ・CAEデータの品質項目を定義して推奨値、設定理由を記述したもがPDQ(ProdcutDataQuality)ガイドラインです。
3次元CADデータを品質をPDQガイドラインに合わせることで上記の問題を回避・軽減することができます。

PDQ検証項目例

  • 曲線・・・微小曲線・曲線の自己干渉・重複曲線・他
  • 曲面・・・微小曲面・サーフェスパッチ間の折れ・隙間・他
  • エッジ・・・微小エッジ・エッジ方向と曲線方向の不整合・他
  • エッジループ・・・エッジループの自己干渉・向き・他
  • フェース・・・頂点とベース曲面の隙間・他

上記はガイドラインの一部で、他多数の項目があります。

データ変換環境の整備 ~データ変換・修正ソフトを活用する~

IGESやSTEPなどで中間ファイルで受け取る場合、PDQガイドラインに沿った形でのデータであればスムーズに受け渡しができるようになります。但し、PDQガイドラインは多岐にわたる為、データの検証を人で行うのは不可能に近い状況です。そこでデータ変換・修正ソフトを活用することでデータの検証を自動で行うことが出来、受け取るCADあった精度で取り込むことができます。

また取引先からネイティブデータ(CADの生データ)しか提供されない場合も、CADデータ変換・修正ソフトを使うことでより多くのCADに対応した受け取りが出来るようになります。

CAD Japanがデータ変換・修正ソフトでおすすめするのは、以下の製品です。

CAD Doctor

CAD Doctorは、高い技術力と長年の実績に基づく高精度のデータ変換が可能です。また、JAMA/JAPIA発行のPDQガイドラインに沿ったデータ検証および修正機能ももっています。

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3D Tascal X

3D Tascal Xは、高精度計測ができる3次元ハイスペックビューワとして有名ですが、データ変換機能も併せ持ち、高精度な変換を実現します。また、3次元データから2次元図面への展開も可能で、非常に多機能なアプリケーションです。
価格も38万円からと導入しやすいのが特長です。

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