ラティスと株式会社FUJI、ロボットシステムインテグレータ向けプラットフォーム「e-Sys(イーシス)」共同開発
ロボットシステムインテグレータの業務を支えるプラットフォームを共同開発
3Dデータ活用ソリューションのトップベンダー、ラティス・テクノロジー株式会社(以下、ラティス)と電子部品実装ロボットトップメーカーの株式会社FUJI(以下、FUJI)は、ロボットシステムインテグレータの業務を支えるプラットフォーム「e-Sys(イーシス)」の共同開発を進めています。
ロボットを使った自動化設備設計の課題を解決
ロボットを使った自動化設備を導入する場合、設備導入を行うユーザーと産業用ロボットメーカーの間にロボットシステムインテグレータが入り、ユーザー要求に従ってロボットの選択から周辺機器の設計に至るまでトータルな自動化設備設計を行っています。
しかし、ユーザーごとにロボットの周辺機器を設計しなければならないことやユーザーとロボットシステムインテグレータ間での設備仕様の取り違えによって手戻りが発生するなど、自動化設備設計には極めて非効率な側面があります。
e-Sysは「e-Sysマーケット」と「e-Sysデジタルツイン」の二つのツールの連携により、これらの課題を解決します。
web上に構築されたe-Sysマーケットは自動化設備構築に必要な製品のモジュールデータ(機構と動作が設定済みの3Dデータ)を提供します。ロボットシステムインテグレータはユーザーの要求に応じて、e-Sysマーケットから適切なモジュールを選択します。
e-Sysデジタルツインでは、モジュールデータをインポートして、ロボットや周辺機器を仮想空間上で即座に動作させることができます。ロボットシステムインテグレータはモジュールデータを配置、連携させ、仮想空間上の自動化設備の構成と動作を3Dグラフィックスでユーザーに提示することで、ユーザーとシステムインテグレータとの認識違いによる手戻りを解決できます。
またシステムインテグレータは、設計した周辺機器をe-Sysマーケットに出展することも可能で周辺機器設計の再利用を促します。
e-Sysデジタルツインはラティスが提供するXVL Vmech Simulatorをベースとし、同社が誇る世界トップレベルの軽量性・高精度を備えた3D表現形式「XVL」の技術を適用しています。
世界トップレベルの軽量性と高い精度を持った3D表現形式「XVL」の技術で世界をリードするラティスと常に新しい価値の創造に挑戦し世界一の商品を持ち続けることでお客様に感動を与えるFUJIは、今後も両社の強みを生かしてロボットシステムインテグレータへの貢献、さらには日本のものづくり現場における自動化設備の導入促進に貢献します。
株式会社FUJI
数多くの「世界初」「業界初」の技術を生み出し、電子部品実装ロボットおよび工作機械の開発・製造・販売・サービスを行い、PC・携帯電話・自動車・デジタル家電製品など多くの分野の発展に貢献しています。また近年では、介護ロボット・宅配ロッカーシステム・ロボットアームなど、新しい分野にも積極的にチャレンジしています。
本社 | 〒472-8686 愛知県知立市山町茶碓山19番地 |
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サイト | 株式会社FUJI |
代表取締役社長 | 曽我 信之 |
設立 | 1959年4月 |
ラティス・テクノロジー株式会社
ラティス・テクノロジーでは、デジタルトランスフォーメーションの重要性が叫ばれる中、DX時代を先取した「CAD+1」「Casual 3D」「3Dデジタルツイン」の三つのコンセプトに基づき、軽量3Dフォーマット技術「XVL」をベースとしたさまざまなソリューションを開発・ご提供しています。
本社 | 〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-21 住友不動産飯田橋ビル10階 |
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サイト | ラティス・テクノロジー株式会社 |
代表取締役社長 | 鳥谷 浩志 |
資本金 | 7億円 |
設立 | 1997年10月 |
- * XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。