数学や物理など理系が苦手な子でも楽しんで学べるように

愛知工業大学名電高等学校

「誠実」「勤勉」を校訓とし、普通科・科学技術科・情報科学科の三つの科を持つ男女共学の私立高等学校。自分に合ったコースで学習が行え、情報デザイン室やCAD室など、最先端の学びに日常的に触れる環境を整備。運動系23、文化系15の部活動があり、今までも数多くのスポーツ選手を輩出している

導入インタビュー

この方に話を伺いました

専門学科主任 小島勉先生
愛知工業大学工学部電気工学科を卒業後、大手鉄鋼会社に就職したが6年後に退職。母校である愛知工業大学名電高等学校専門学科教諭となる。現在は専門学科(科学技術科・情報科学科)の主任を務め、電力技術、機械実習、情報Iなどの授業を担当している。

導入のきっかけを教えてください。

日々世の中に新しいものが出てきますが、そういった新しいものをどんどん取り入れて挑戦したいと思っていました。新しいものってワクワクしますし、そのワクワクは教員だけでなく生徒も同じように感じると思うのです。(プログラミング教育が必修化する中で)数学や物理などの理系が苦手な子に対しても楽しんで学んでもらうことが大事だと感じ、それがドローンを介して行うことができればと考えました。

しかし、当初は教材がないドローンばかりだったため、生徒が論理的にプログラミングを組み立て、どんどん難しいことに挑戦していくという過程をどう教えたらいいかが分からず、ただドローンを飛ばすだけになってしまっていて……本当に苦労しました。そんなときに、こちらのドローンプログラミング教材を見つけ、「こんなにいいものがあったのか……!」という思いですぐに導入しました。

操作感などはどうですか?

ワンタッチでWi-Fiが入りドローンと接続できるので素晴らしいなと思います。今までだったらマイコンのプログラムを書き換えたり、環境作ったりと諸々面倒なことがありましたが、こちらのドローンはWi-Fiに接続するだけで使用できるので本当に簡単でした。大進歩だなと思いましたね。教材に接続方法も記載してあるので、困ることはまずないです。

導入後の効果や反響を教えてください。

ドローンは今流行りなのか、生徒も楽しそうに授業に参加してくれてとてもいい反応だと感じています。今まで行ってきた授業ももちろん大事ではあるのですが、ドローンや電気自動車などの新しいものに触れる授業はやはりとても盛り上がります。休憩時間になっても休憩をしない生徒が大勢いるくらいです。教材を導入してからは科学的に論理だてながら、ドローンを動かすことができるようになり、生徒はもちろんですが、教員としても大変勉強になっています。ただドローンを動かすだけだとラジコンになってしまいますが「プログラミングをして動かしている」という意識が生徒の優越感や喜びにもつながっているのではないかと思っています。

今後は科学技術科の機械実習だけではなく、情報系の授業でも導入していきたいですね。教材がなかったら、何を知って何を教えたらいいのか分からず、調べながらの作業になり時間と手間がかかっていたと思います。その時間が短縮されたのは、ものすごくありがたいです。

ドローンの技術はこれからも進化し、さまざまな可能性も広がっていくと思います。そんなドローンに授業を通して子供たちが触れることができたのは大きいと感じています。全国の高校が集まりプログラミング技術を競い合うようなコンテストがあれば面白いなぁと思いますし、もしそういったコンテストがあれば、ぜひうちの学校も参加したいですね。これからもワクワクする方法でプログラミング教育が行えたらと思っています。

ドローンプログラミング教材 導入事例集ダウンロード

クオリティソフト株式会社が提供するドローンプログラミング言語学習キットを利用して、生徒が主体的に学び、飛行プロセスを通じて問題解決やPython基礎が身に付いたなど導入事例をPDFにまとめています。

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