クオリティソフト株式会社が提供するドローンプログラミング言語学習キットを利用して、生徒が主体的に学び、飛行プロセスを通じて問題解決やPython基礎が身に付いたなど導入事例をPDFにまとめています。
文部科学省「マイスター・ハイスクール事業」におけるドローンプログラミング授業を実施
埼玉県立大宮工業高等学校
クラウド・ネイティブソリューションおよびドローンソリューション事業を手がけるクオリティソフト株式会社(以下、クオリティソフト)は、文部科学省「マイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新)事業」において、令和4年度指定校である埼玉県立大宮工業高等学校様とのドローンを用いたPythonプログラミング実習授業を実施しました。
マイスター・ハイスクール事業とは
文部科学省では、専門高校等と成長産業化に向けた革新を図る産業界等が一体となり、地域の持続的な成長を牽引し、絶えず進化する最先端の職業人材育成を推進し、成果モデルを示すことで、全国各地で地域特性を踏まえた取組を加速化させることを目的とした「マイスター・ハイスクール事業」を令和3年度より開始しました。先進的な取組を行う専門高校等をマイスター・ハイスクールに指定し、実践研究を行うもので、指定期間は原則3年間です。
- * 出典:文部科学省「マイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新事業)」より抜粋
授業概要
授業実施期間 | 令和5年4月24日~5月30日 |
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授業コマ数 | 50分授業(全12回)×2クラス |
使用教材 | ドローンプログラミング言語学習キット Python応用編 |
授業内容 |
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講師 | 1~3時限目:クオリティソフト社員 4~12時限目:大宮工業高等学校 電子機械科の先生方(オンライン接続で当社社屋から遠隔サポート) |
学校と企業の連携による効果
学校とクオリティソフトで授業内容を検討/構成/実施することで、ドローンに関する専門的な知識と最新技術、実社会でのドローン活用の実態について学べ、Python言語を用いたプログラミング技術の習得をドローンの制御を通じて学習できるように。また、先生方が自らPython言語の授業を実施することで、新しいPython言語を用いた今後の授業実施に向けた研修も目的の一つとなりました。
今後、活用が広がっていくドローンを中心とした授業内容により、プログラミング学習に対して「楽しい」「興味深い」という印象を持って積極的に授業に取り組んでいただけた。自分で組み上げたプログラムの実行結果がドローンの飛行で確認でき、カメラ映像の解析プログラムが思った通りの動作をした際の達成感を実感いただけた授業となった。
特に画像解析ライブラリを利用し、ドローンのカメラ映像を解析させることで、色や図形を認識させてドローンの次の行動や画像処理につなげることで、生徒たちのさまざまなアイデアを形にすることができた。
授業を終えての大宮工業高校 水村翔教諭コメント
本校はマイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新事業)の一環でクオリティソフト株式会社様より産業実務家教員を迎え、ドローンプログラミング授業を一緒に行わせていただきました。限られた時間の中で授業を行う必要があり、内容の精査など協議を重ねていただいたことに感謝を申し上げます。
実際の授業では、3年生の実習の授業の中で生徒たちが目を輝かせて、主体的に取り組み、さらなる成長の一助になりました。また、教員研修もサポートしていただき、工業教育の授業力向上、ドローン教育の発展につながっていくと感じました。これからもご協力をよろしくお願いします。
ドローンプログラミング言語学習キット
「自由に空間を移動できるドローン」と「プログラミング学習」を掛け合わせることで、プログラミングの基礎を学ぶだけでなく、自身が実現したいドローンの飛行や映像の処理をプログラムにより自由に制作していけるICT教材です。
ドローンとテキスト、ドローン飛行のサンプルプログラムなどで構成されます。学習するプログラミング言語として「Scratch」「Python」に対応し、現在「Scratch編」「Python入門編」「Python応用編」をご用意しています。