3DEXPERIENCE Works Simulation

3DEXPERIENCE Worksの解析ツール

3DEXPERIENCE Works Simulationは、クラウド利用の開発環境である3DEXPERIENCEのプラットフォーム上で利用できる各種解析ロールです。構造解析、熱流体解析、樹脂流動解析、電磁界解析など、設計者やエンジニア、アナリスト向けの統合解析ツールです。

3DEXPERIENCE Works Simulationとは

3DEXPERIENCE Platformは、ダッソー・システムズが提供するクラウドベースのシステムです。設計、製造、サービス、マーケティングにいたる開発プロセス全体を網羅しています。3DEXPERIENCE Platformを土台にし、必要な解析「ロール(導入単位)」を導入することで、高価なハードウェアがなくても高度なシミュレーションを手軽に使用できるようになります。

さらにデータ共有機能により、Webブラウザーを使用してどこからでもリアルタイムに作業者のコラボレーションが可能になり、プロジェクト進行の効率化を実現。チーム内でのデータ共有に煩わされず効率的な作業環境を構築できます。

3DEXPERIENCE Platformとは何か

製品特長

優れた操作性

SOLIDWORKSとの連携性、結合性、トレーサビリティに優れており、設計段階から効率的に検証が行えます。また、ガイド付きのシミュレーション設定とカスタマイズ可能なユーザーアシスタントパネルにより、導入から短期間で使い方を習得することができます(注1)。

  • (注1)電磁界解析向けロール「Electromagnetics Engineer」は、GUIが異なります。

クラウドでの安全なプラットフォーム

シミュレーション結果をすぐに共有でき、メンバーはどこからでも設計プロジェクトに参加してコラボレーションすることが可能です。エンジニアリングデータは全て安全が確保されたクラウド上に一元管理されるため、適切なメンバーが、適切なタイミングで、適切な情報にアクセスできます。また、クラウドコンピューティングであるため、ローカルマシンに負担をかけることなく、大規模モデルの検証も処理できます。

強力な高並列コンピューティングを実現

3DEXPERIENCE Works Simulationでは、解析実行時にローカル実行、またはクラウドコンピューティング利用を選択が可能です。例として、サンプルモデルのDOF数741万の場合、ローカルPC(8コア)使用時の計算時間は約12時間かかりましたが、クラウド144コア使用時の計算時間は約1時間という違いを見ることができました。

ローカルPCのスペック:Intel Xeon W-2123 CPU:3.60GHz(8CPUs)

パワフルな構造シミュレーション

Abaqusテクノロジーを活用し、線形、非線形、静的、準静的、動的、線形および非線形材料、スライド接触による相互作用、大変形、大ひずみの検証が行えます。また、材料補正機能により正確な材料挙動モデリングが可能です。さらに高品質メッシュを作成し、落下試験や衝撃などの複雑なシミュレーションも可能です。

解析関連ロール

3DEXPERIENCE Works Simulationには主に「構造解析」「熱流体解析」「樹脂流動解析」「電磁界解析」のロールが用意されています。