3Dスキャナーのレンタルで気をつけたいポイントとしては、レンタル料金の内訳や故障・事故があったときの保証内容です。BLK360 G2は、タブレット端末と一緒に使用できることがメリットですので、レンタル料金にどこまで含まれているのかしっかりと確認しておきたいところ。初めて扱う3Dスキャナーですから、うっかり不注意で破損してしまったときのリスクも考えておきましょう。
初めてのBLK360 G2!レンタル or 購入どっち? 三つのポイント!
コスパ、タイパは全体で考えませんか?
現地調査で3Dスキャナーを活用している協力会社やライバル企業を見て「そろそろ、うちも3Dスキャナーを導入したい」とお考えではありませんか? 初めて3Dスキャナーをご検討される方に好評のLeica BLK360 G2は、最小・最軽量だけでなく、価格帯も従来の3Dスキャナーよりもお求めやすい設定です。
しかし、「初めての3Dスキャナーを使いこなせるかな?」「いきなり高価な投資はちょっと……」という意見も少なくはありません。そこで、「3Dスキャナーは、レンタルと購入どっちがいいの?」というご相談をよくいただきます。
今回は、BLK360 G2をレンタルした方がいいのか、購入した方がいいのか、ご判断いただくための三つのポイントをご紹介します。
レンタルに含まれる内容と注意点
3Dスキャナーをレンタルする場合、一般的にどのような内容が含まれているのかを挙げてみます。
- レンタル料金(1日間や1週間単位の設定があります)
- 基本整備料
- サポート料
- 保険料 など
レンタルで気をつけたいポイント
購入した場合のメリット・デメリット
3Dスキャナーを購入した場合、初期投資への費用対効果が心配ですが、いつでも使いたいときに何度でも使用できるメリットも魅力です。購入の方法もさまざまで、リースや補助金・税制優遇などを考えると、メリットはさらに広がります。
リース | 約90,000円/月~が大きな目安 |
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補助金 | 補助率1 / 2(中小企業)など |
優遇税制 | 経営力向上計画の申請・認定により、即時償却または10%税額控除 |
ポイント1:使用頻度
BLK360 G2をレンタルにするか購入するかで「結局どちらの方がよいの?」とお悩みの方は少なくありません。BLK360 G2の利用頻度を目安にするならば、次を判断材料にしていただければと思います。
利用頻度は月1回以下 | レンタルの方がお得 |
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利用頻度は月1回以上 | 購入の方がお得 |
- * 1週間レンタルを1回として計算
ポイント2:3D計測はオフィス作業も大事
3Dスキャナーは、どうしても現地のスキャン作業を中心に考えてしまいますが、実はそうではありません。BLK360 G2でスキャンしたデータは、オフィスに戻ってからの作業が重要です。
点群データ活用ソフトウェア「Leica Cyclone REGISTER 360 PLUS」は、成果物を作成するために必要な機能があり、必要不可欠なツールです。
- スキャンデータの合成
- デジタル採寸
- ノイズ処理
- データの出力 など
一度作業したスキャンデータをもう一度開いて編集……という場面が全くないとは限りませんので、レンタルした場合ソフトウェアだけレンタルできるのかどうかも含めて検討する必要がありますね。
Cyclone REGISTER 360 PLUSは、ユーザーの使用用途に応じてさまざまなライセンス形態と製品タイプがあります。
ライセンス形態 |
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製品タイプ |
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- (注1)BLK360専用の機能制限版ソフトウェア
IT導入補助金を利用する方法も
ソフトウェアの導入については、IT導入補助金を利用するという方法もあります。BLK360 G2をレンタルした後、ソフトウェアだけ購入という方式もありますが、将来的なトータルコストも考えておきましょう。
IT導入補助金 2024を活用してみましょう
大塚商会よりCADソフトをご購入いただいた場合、補助金の申請を無料でサポートしますので、この機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。
ポイント3:使用目的によってはアウトソーシングも選択肢に
ポイント1と2では、レンタルまたは購入という観点でご紹介しました。
既に3Dスキャナーを所有し、「台数が足らない」という状況であればレンタルのメリットが生かせますが、レンタル期間が限られた中で、初めて3Dスキャナーを利用される場合は、「思っていた結果が出なかった」「使い慣れてきたと思ったら返却しなければならなかった」など、リスクが懸念されます。
もし、初めて3Dスキャナー活用を試してみたい場合は、3D計測のアウトソーシングサービスも選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
BLK360点群簡易計測サービス
BLK360を使って点群計測およびデータの合成を行い、その計測・合成したデータを納品します。「BLK360を購入する前に希望する場所で測定して、どのようなデータが取れるか試してみたい」というご要望にお応えするサービスです。
まとめ
今回は、BLK360 G2をレンタルするか購入するか、三つのポイントに整理してご紹介しました。
- 利用頻度はどれくらいか。
- 将来的に点群データを取り扱う予定はあるか。
- 初めての3Dスキャナー活用で迷っているならばアウトソーシングも選択肢の一つ。
3Dスキャナーの活用は、点群データを活用して3次元CADと連携し、設計の効率化を図ることでより一層の費用対効果を発揮します。大塚商会では、トータルソリューションで現地調査をデジタル化し、効率化の実現をご支援しています。ぜひお声がけください。