SOLIDWORKS Plasticsの樹脂材料データ(Material Data)を使う
Material Databaseと材料がない場合の対処法
SOLIDWORKS Plasticsで樹脂流動解析を行う場合、条件の一つとして製品材料を設定します。SOLIDWORKS Plasticsにはデフォルトで樹脂材料データが用意されており、Material Databaseという選択画面から選ぶだけで設定が行えます。
今回はSOLIDWORKS Plasticsの材料設定画面や製品材料がデフォルト材料データにない場合の対処法についてもご紹介します。
材料選択画面(Material Database)
SOLIDWORKS Plasticsの材料データベース(Material Database)には、デフォルトで熱可塑性樹脂が4,000種類以上も登録されており、定期的にアップデートも行われています。
必要物性値を入力すればユーザー定義材料として追加することもできます。
Material Databaseに材料データにない場合
実際に使用する樹脂がデフォルト材料データにない場合は、次の二つの対処法を試してみましょう。
新規に樹脂材料を定義する
ユーザー定義材料として必要物性値を入力し、新しく樹脂材料を定義します。必要物性値には次の情報を入力します。
- 粘性
- 熱伝導率
- 比熱
- PVTデータ など
代表材料もしくは代替え材料を検索
Material Databaseには代表的な樹脂が登録されています。使用する樹脂がデータベースになくても、この代表的な樹脂で解析を行えます。また、メルトフローレートの数値から代替え樹脂を検索することも可能です。
例:PP XXXXXを使用したいがデフォルト材料データにはない場合
→ABS、PPなどの代表となる「Generic material」を使用。